ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレ レビューをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

シマノ 夢屋 アルミラウンド型 パワーハンドルノブ L インプレ

15ツインパワーSW4000XG用に購入したハンドルです。
ショアだけでなく、オフショアのライトジギング兼用を想定して装着しました。

現在は13ステラSW8000HGに装着しています。

SHIMANO 夢屋アルミラウンド型パワーハンドルノブ L

元々は13ステラSWの標準ハンドルの夢屋仕様の一つです。
このブラックゴールドのみ他のカラーよりも若干高めの値段設定ですw
他のカラーが7000円の定価なのに対して、ブラックゴールドのみ7500円になっています。
ステラSWのカラーに合わせようとすると、ブラックゴールドになりますw

15ツインパワーSWはCi4+のラウンドノブが標準ノブでしたが、なぜか4000番だけはEVEラウンドノブという仕様でした。
そこで当初は同サイズの夢屋アルミラウンドMを装着していましたが、このリールで繊細な釣りをすることがないため、よりパワーファイトに特化したアルミラウンドLに変更したという経緯です。

現在は19ステラSW8000HGのハンドルシャフトに装着し、13ステラSW8000HGにて使用しています。
アルミローターにより慣性の強いリールなので、それをより助長するために遠心力の働くアルミラウンドノブを選択しています。

仕様

素材や形に関してはワンサイズ下のMサイズのインプレもご参照くださいw

www.lurelism.com

自重
32gです。

同サイズのCI4+ラウンド型ハンドルノブLが26gだと考えればそこまで重量増って訳でも無さそうです。
ただ、実際に19ステラ20ステラのci4+ノブと比較すると、回転時の遠心力に差があります。
ci4+の方がメリハリをつけやすく、アルミラウンドの方が遠心力の力で連続した回転が得意です。

直径
45mmです。
タイプBのハンドルノブとしては大型のラウンドノブです。

ワンサイズ下のMサイズと比較するとかなりの差になります。

これより大きなラウンド型となると、EP50など50mmクラスの社外製になります。

ハンドルの厚みも36.5mmもあるため、玉を握るイメージの掴みかたになります。

力を込めやすくパワーファイトや重いジグの操作などには適しています。
ただ、スローリトリーブなどの繊細な巻きには適していません。

ジグがメインの場合は特にオススメのサイズです。

使用感

操作性
大型ノブのため重たいジグの操作に適しています。
小指以外の指で掴む形になるため、ノブに力を伝達しやすいのが特徴です。
そのため、力が入りやすくオフショアジギングやショアジギングではジャークの負担を減らせます。
また、同じ理由ではや巻きなどの高速リトリーブも楽にこなせます。

中空構造とはいえ、ノブ自体に重量があるため、ハンドルを回転した際の遠心力で連続したジャークやリトリーブが楽になります。
この辺りがci4+ノブとの大きな差となります。
ストップで食わせの間を多用する、メリハリをつけたジャークを演出したい、場合などはci4+ノブの方がピタッと止めれるので向いています。
どちらが良いかは状況次第だといえます。

反面、掴むという握り方の関係上、無意識にでも力が入ってしまうため、スローリトリーブは極端に苦手です。
指を添えて楽に巻くことができないため、徐々にリトリーブスピードが速くなってしまいます。

ジグ操作に関しては素晴らしいノブですが、プラグ操作となるとそこまでメリットを感じにくくなります。
ポッパーやダイビングペンシルなどのトッププラグだと、回転を止める瞬間も重要になるため、ピタッと止めやすい軽いノブの方が後々楽です。

ファイト感
力が込めやすいため、ファイトが楽なノブです。
ワンサイズ下のアルミラウンドMと比較すると、大きな差になります。
4本の指が使えるのでパワーロスも少なく、ファイト中に何度もノブを握り直す必要がありません。
更に、ノブに重量があり遠心力が働くのでごり巻きファイトも得意です。

そのため、大型のターゲットや強引なファイトを想定する場合はオススメのノブになります。

デメリット

真冬はキンキンに冷えて冷たい、という明らかなデメリットがありますw
只でさえ指先の感覚がない状況で、このノブを握ると冷たいを通り越えて痛いです。

これがEVEノブやカーボンノブなら皆無で、チタンノブならかなり抑えることができるので、目に見えた素材上のデメリットになります。

後は、表面がツルツルしているため滑りやすい、というものw

ci4+ノブはコーティングのお陰か多少の摩擦が働いてくれますが、このアルミラウンドノブは指が止まらず滑ってしまいます。
表面加工の影響なのか、グリップ力が低いという欠点があります。

まあ、どちらのジギンググローブがあれば防げる問題ですが、それを強要されるというのがデメリットです。

総評

パワー面だけを考慮すれば、全ての指が使えるエッグ型には劣りますが、ラウンド型はあちらにはない操作性の高さ、という利点があります。

13ステラの標準ノブだったこともあり、大型リールのノブとしての性能はやはり高いです。

タイプBのリールであれば装着可能なので、スピニングであればSW4000番から使えます。
ジグがメインの場合や、ファイトを有利に進めることを想定した場合は特にメリットのあるノブです。
ステラのデザインとマッチしているのも良い点でしょう。

19ステラはci4+の方なので、アルミのこちらがカスタムノブとして選択肢に入ります。
逆に13ステラだと標準がアルミなのでci4+の方が欲しくなります。
ない方が魅力的に感じられるのでしょうw