ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

ダイワ 16キャタリナ 5000 インプレ

筆者初のダイワ4500番台(LTでいう8000番、シマノでいう10000番)の大型リールです。

用途はオフショアジギングとショアプラッキング、ショアジギングを想定していました。
デザインがやたらとかっこ良いリールですw

DAIWA 16 CATALINA 5000

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自重 605g
巻取り長さ(ハンドル1回転あたり) 104cm
ギア比 4.9
最大ドラグ力 15kg
ハンドル長 75cm
ベアリング(ボール/ローラー) 8/1
定価 67,500円


リールを選ぶ際に競合になったのは15ツインパワーSWでした。
最終的に決め手になったのは、ツインパワーより価格の安かったことと、ツインパワーは既に4000番を所有していたことです。
どうせ買うなら違うリールを、という理由ですw
加えて、16キャタリナはほぼ15ソルティガと言われる程、前評判も良かったのも後押ししました。

リールがキャタリナに決まった後、悩んだのがギア比です。
メインはオフショアジギングの想定ですが、ショアジギング、ショアプラッキングでも兼用しようと考えていました。

悩んだ挙げ句、ノーマルギアを選びました。
当時の筆者はオフショアではライトジギングのみで、15ツインパワーSW4000XGで150gとかをしゃくると、潮や流れ方次第ではまあまあしんどいと感じていました。
それをギア比のせいだと考えてしまっていたため、オフショアではノーマルギア一択だと、先入観だけでそう決めつけていました。
その結果、オフショアを優先しノーマルギアを選択し、ショアでの快適性を少しでも確保するために、スプールの大きい5000番を選んで巻き取り量を上げたという訳ですw

巻き取り量だけで見れば、4500Hで110cm、5000で104cmと、若干ですがギア比の不足分をカバーすることができます。

ノブはアイズファクトリーのアルミラウンドノブや、リブレのEP50にカスタムして使っています。

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仕様

ローター

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ザイオンエアローターが搭載されています。
リール素材に使われるカーボン系樹脂としては最上級の剛性を誇るザイオンが、肉抜きされています。

それにより、同番手ではソルティガ、ステラSW、ツインパワーSWと比較しても最軽量のリールとなっています。
20ソルティガがアルミニウムローターになったことで重量が増したため、同クラスの現行リールとしては最軽量になりました。

軽量ローターにより巻き始めは軽く、慣性もあまり働かないのかピタッと止めることができます。

巻きが軽くなり感度も上がりますが、番手的にターゲットも大物のため、剛性を気にする方にとっては賛否が別れる部分になります。

ボディ

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スーパーメタルボディです。
フルアルミニウムのボディとなります。

ライバルに当たるシマノの15ツインパワーSWがハイブリッドアルミボディなことを考えると、お得感のある仕様です。

ボディの仕様が13ステラSWと15ツインパワーSWを隔てる壁となっていただけに、16キャタリナをほぼ15ソルティガと言わしめる所以となっています。

この辺りは文句のつけようのない仕様です。

ハイパーデジギア
ダイワのギアとしては最も硬く、尚且つ高額なギアです。

ただし、ギアが硬すぎるのか、巻き心地は良くありませんw
筆者所有の全てのハイパーデジギア搭載リールが共通してザラザラした感じがします。

それでも、ハイパーデジギアの安心感は素晴らしいです。
ギアを酷使するジギング系にマッチした仕様です。

ドラグ性能
カーボンワッシャー仕様のタフATDが搭載されています。

特徴は、フッキング時などの出だしはちょっと糸が出ますが、その後はじわじわと負荷をかけてくれます。

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15ソルティガとの大きな差の一つがこのドラグ部分になります。
15ソルティガのスプールにはベアリングが入っています。(4000番以下は除く)
更に、スプールシャフト部分にもベアリングが一つ搭載されています。

シマノでいうリジッドサポートドラグのような役割の2箇所のベアリングが搭載されていない、というのが15ソルティガとの大きな違いです。
SLPのスプールか15ソルティガのスプールを装着すれば、スプール部分のベアリングは確保できます。
ただし、替えスプールの価格としては16キャタリナのスプールの倍の値段がするので、中々ハードルの高いカスタムになります。

筆者的にはデフォルトの16キャタリナのドラグで全く問題ありませんでしたが、カンパチやヒラマサ、キハダなどを狙う方には少し気になる点かもしれません。
ドラグに関しては15ツインパワーSWに部がある気がします。

防水性

マグシールド
賛否両論ありますが、筆者所有のマグシールド搭載リールはどれも浸水せずに健在なので、筆者個人の意見としてはマグシールドはとても優れていると感じます。

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シマノもコアプロテクト、Xプロテクトとマグシールド同様に防水機能を搭載するようになったので、自分でリールを分解してオーバーホールする人でなければ、防水機能搭載リールの大差はないと感じます。

無印15ツインパワーの浸水によりコアプロテクトは微妙な印象を受けてしまいましたが、Xプロテクトやマグシールドは今のところ信頼できる仕様だと感じています。

15ソルティガとの違いの一つが、マグシールドボールベアリングがハンドル軸の両端に搭載されていないことです。
ただ、これに関しては差ほど気になる点ではないかもしれません。
洗浄後のメンテナンスで割りとなんとかなります。
回転性能を妨げたくない場合はオイルを、それを多少犠牲にしてでも防水性を重視するならグリスを注油すれば大丈夫でしょう。
むしろ、マグシールドを信用してない人にとっては良い仕様かもしれませんw

ラインローラー

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ラインローラーにはマグシールドボールベアリングが搭載されています。
そのため、注油禁止になった代わりに、水洗いのみで初期状態を維持できる仕様になっています。

実際のところ、最初の段階でそれほど滑らかには回ってくれませんw
実釣では問題なく回転してますが、あまり滑らかではないというのが正直な印象です。

ただし、4年近く経過していますが、今も初期の微妙な回転性能は問題なく維持されております。
防水性能が高いのは間違いないでしょう。
シマノのコアプロテクトラインローラーよりは信頼できそうですw

ただし、潮噛みしてくると自分で交換はできず、メーカー修理のみの交換対応になっています。
マグシールドボールベアリングのパーツ金額が4000円なので、メーカー修理の工賃も考えると、ラインローラーのベアリング交換としてはとてつもなく割高になります。

筆者のキャタリナのように問題なければ良いですが、いざゴリゴリしてきた、となるとかなり辛い仕様です。

使用感

自重
メーカー表記で605gです。
ソルティガ、ステラ、ツインパワーと比較しても同番手では最軽量のリールとなります。

15ソルティガ5000 625g
20ソルティガ10000P 645g

13ステラSW10000PG 685g
19ステラSW10000PG 670g

15ツインパワーSW10000PG 650g

19ステラSW8000PG 625g

ローターがワンサイズダウンした19ステラ8000で15ソルティガ5000と同等クラスです。
やはり、15ソルティガと16キャタリナのザイオンエアローターが軽量化には相当貢献していることがわかります。

20ソルティガがアルミニウムローターになったことで、必然的に次のキャタリナもアルミニウムローターになりそうなので、軽量路線のリールとして16キャタリナには優位性があります。

ただし、もう600gまで重量がいってしまうと、50g程度では大差がありませんw
どっちが重いかは、持って比べてみてもほとんどわからないレベルですw

つまり、ここで言う軽量であることのメリットは、タックルが軽くなることではなく、自重が軽減されたことによる感度の向上と考えておくべきでしょう。

巻き心地
この番手ではあまり重視しされない項目ですが、ノーマルギアのため巻きは軽めです。

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ただ、ハイパーデジギア特有のザラザラした感触がありますw
回転時もハイパーデジギア特有の音が鳴ります。

感触もあり音もしますが、コツコツとかゴリゴリといった嫌な感触では決してありません。
ハイパーデジギア感、が伝わってくる、少し癖になる巻き心地ですw

リールパワー
パワーそのものは高いです。
ノーマルギアのためごり巻きも可能です。

このリールの是非はザイオンエアローターをどう捉えるかだと思います。
ザイオンローターは巻き出しは軽く、止めるのもピタッと止まってくれます。
それでもって、金属ローターに比べると感度もよく、コツコツとしたアタリも感じやすくなっています。

ただし、それは裏返せばパワーが少し足りないことになります。

感度とパワーは背反する要素です。
感度を極めていけばパワーがなくなり、パワーを上げれば感度がなくなります。

ザイオンエアローターで上がった分の感度がそのまま、パワーからは差し引かれている、と感じます。
ギア比を上げれば感度が上がる代わりにパワーが落ちるのも同じです。

16キャタリナは同番手のリールとしては感度が高い方のリールだと感じます。

その結果、ノーマルギアですが、ハイギアの13ステラよりもちょっとパワーがあるかな、といった感じになっています。

オフショアジギング

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実際に使用した感触ですが、ザイオンローターにより慣性が働きにくいためか、ワンピッチ毎に再入力が必要です。
良くいえばメリハリのついたジャークが得意です。

金属ローターだと連続して繋がったジャークになりがちですが、ザイオンローターではワンピッチ毎に止まるので、食わせの間が作りやすいです。

これは15ツインパワーと17ツインパワーXD、バイオマスターとレアニウムでも同じなため、重量ローターと軽量ローターの特徴だと思います。

そして、肝心の使い心地ですが、筆者的にはハイギアの方がしゃくりやすかった、というのが本音です。

当初はオフショアジギングはノーマルギアだと決めつけていましたが、キャタリナでラインブレイクした際に、残り時間も少ないのでキャスティングタックルにつけていた13ステラSW8000HGにリールを付け替えてしゃくりました。

すると、まさかのキャタリナでしゃくっていたときよりも楽に、スムーズにジャークを行うことができましたw
筆者はワンピッチジャークの際のロッドの振り幅が大きいので、ノーマルギアだと巻き取りが足りず、最後はロッドの力のみでジグを飛ばしていました。
それがハイギアになると、ロッドの振り幅と巻き取りがほぼ同じになったため、余計な力を使わずにすみ、結果的に楽にしゃくれる様になった訳です。

これはもはや最大の誤算です。
オフショアだからノーマルギア、だと決めつけてショアの使用感を犠牲にしてでもノーマルギアにしたのに、現実はハイギアの方が自分のジャークに適していた訳です。
そのことが理由で、オフショアジギングでは予備タックルの方に装着されるようになってしまいました。

ショアプラッキング

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ショアプラッキング、ショアジギングとしての使用感です。
ショアジギングに関しては、全く問題がありませんでした。
オフショアではロッドの振り幅の大きな筆者も、10ftのアキュラ100Hをそれほど大きな振り幅でしゃくることはありませんw
ノーマルギアで力があるため、ジグは楽にしゃくれます。
筆者はほとんどしませんが、チョンチョンと小刻みにジャークをする方などにも向いていると思います。

ショアプラッキングに関しては、ダイビングペンシルに関しては問題なく操作できます。
ダイビングペンシルはスイープをロッドワークだけでこなしたり、リーリングを合わせる場合も回転数を調整することで、操作の調整が利くので特に問題ありませんでした。

シンキングペンシルやジグミノーなどでスピッキングや水面を割るか割らないかの速度で巻くのもまだ大丈夫です。
5000番とはいえ巻き取りが104センチもあるので、ワンサイズ下の4000Hの102センチよりも多く、4000番クラスでシンペンを使っている人には影響は少なく使えます。

ただし、ヘビーシンキングミノーなどのはや巻きはちょっと頑張って巻く必要が出てきます。

これが筆者の17モアザン3500のような、3500番台のノーマルギアだとかなり支障が出てきますが、5000番だと使用に際して問題はありません。
ただし、問題はないですが、ハイギアの方がより楽である、ということは覆せませんw
大物が出るフィールドでこそ、ノーマルギアの5000番は輝けると思います。

総評

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リール自体は素晴らしいですが、ギア比の選択を間違えた、その一言に尽きますw

オフショアではハイギアの方が合っていて、ショアでもハイギアの方が操作性が上だと感じてしまい、出番がどんどん減ってしまいました。

一応、SLPでギア比を変更してくれるギアレシオチューンというサービスがありますが、ハイパーデジギアで大型のギアということもあり、20,000円(税別)というかなり高額なカスタムになってしまいますw
正直、あまり現実的ではないチューンですw

デザインもかっこ良く、性能も申し分がないため、非常にオススメできるリールです。
ギア比や番手は使うシチュエーションや合わせるロッドのレングス、使用者のロッドワークの癖で変わってくるので、なんとも言えませんw
20ソルティガの感じから、次のキャタリナも方向が変わりそうなので、モデルチェンジしても16キャタリナの個性は失われないと思います。