ダイワから出ているルアーをロッドに固定するクリップです。
主にティップランのエギやオフショアキャスティングのプラグをロッドに固定するために使っています。
ダイワ ランガンクリップ
定価 900円
名前の通り、陸っぱりでのルアーの固定を念頭に置いたアイテムです。
ショアではロッドに装着したフックキーパーでエギやルアーを固定するため、フックキーパーの使えない青物系ロッドや、オフショアで主に使っています。
特徴
ルアーやエギをロッドに固定できます。
オフショアでは船が揺れるため、フックキーパーでエギやルアーを固定しても、高確率で外れてしまいます。
フックキーパーはリールシートより上に装着することになると思いますが、その状態でエギが外れてしまうと、エギが宙に浮いてしまい、最悪ティップを破損しかねません。
ティップランロッドは穂先が繊細ですぐに破損してしまうので、フックキーパーでの固定はリスクしかありません。
オフショアキャスティング用プラグの場合は、バットガイドにフックをかけて固定することもできますが、
こちらも船が跳ねて着水した時の衝撃で稀に外れる場合があります。
オフショアキャスティングロッドくらい太いとティップが破損する可能性は低いですが、宙に浮いたルアーが暴れてフックによりブランクスに傷が入ることがあります。
それらを解消してくれるのが、ランガンクリップです。
プラグは160mmのダイビングペンシルでも綺麗に固定できます。
太いルアーや大きなルアーほど安定して固定ができます。
逆に小さなルアーの固定は難しいです。
ルアーが小さいと、ルアーとロッドを一緒に挟み込むのが難しくなります。
3.5号のエギや120mmのミノーくらいの大きさがあると簡単に挟めます。
ダイビングペンシルは太さにもよりますが、170~180mmが限界です。
メタルジグやタイラバの固定は難しいです。
一応挟めますが、衝撃ですぐに抜け落ちてしまいます。
ちなみに、船が飛ぶ様な状況だと何を挟んでも衝撃で外れることがあるので油断は禁物ですw
それでもガイドにフックをかけるよりは安心です。
あちらはドラグが弛いとラインがたるんでルアーが外れますし、逆に強すぎると真下から引っ張ることになるので衝撃でティップを破損しかねません。
ショアでも、ライトショアプラッキングロッドやショアジギングロッドにてプラグを固定する場合は使います。
というのも、これらのロッドにフックキーパーを装着すると、キャスト時にかなりの高確率でラインがフックキーパーに絡んでしまいます。
オフショアキャスティングのアクイラやスパイクボニートでも絡まったため、2号以上のPEを青物系ロッドで使う場合は、ショアでもオフショアでもフックキーパーは事実上使えないといえます。
そのため、ショアジギングなどでルアーをつけたままポイント移動する時には大変重宝します。
値段
定価は900円です。
時折、特価で600円くらいになってる場合もあります。
釣具小物の値段としては妥当なんですが、洗濯挟みや髪止めなどでも代用できるという点でかなりの割高感を感じるアイテムですw
あちらは100円均一でも買えるアイテムのため、価格面ではひっくり返すことのできない差がありますw
オフショアでは洗濯挟みや髪止めを使ってエギを固定している人をよく見かけます。
機能面だけでいえばそれらでも全く同じことができるので、コストパフォーマンスでは遥かに劣ってしまいます。
利点
洗濯挟みや髪止めより優れている点がいくつかあります。
防錆性
バネの部分が金属ですが、このランガンクリップは錆びません。
オフショアで波を被りますが、未だに錆びたことがありません。
海水がかかることが想定されていない洗濯挟みや髪止めだと金属部分がどうなるか、火を見るより明らかです。
水洗いだけしておけば繰り返し使うことができます。
防錆性は高いと感じます。
耐久性
オフショアで長時間直射日光に晒されますが、プラスチックに劣化がみられません。
既に4年以上使っていますが、洗濯挟みにありがちな、プラスチックが劣化して変色し脆くなってペキペキ砕ける、といった状況には今のところなっていません。
洗濯挟みや髪止めクリップに比べると耐久性は高いです。
問題点
やっぱり値段だけがネックです。
洗えば繰り返し使えると考えればコストパフォーマンスは悪くありません。
しかし、なんといってもこのランガンクリップはよく紛失しますw
というのも、オフショアで船の移動時にルアーやエギを固定する訳ですが、
ポイントに到着していざ釣りを始める時、船の適当な場所に挟んでしまいがちですw
すると、挟んだことを忘れてそのまま帰ってしまい、事実上の紛失となります。
遊漁船でこれをやると、いつ、どの船で無くしたかもわからなくなりますw
総評
製品としてのクオリティは高いです。
繰り返し使えるので環境にも優しいですw
ただし、適当に挟んで紛失した場合のコストパフォーマンスは無いに等しいです。
筆者はブラックが2個、レッドが1個、ブルーを3個持っていましたが、
気が付けば手元に残ったのはブラック1個とブルー1個ですw
あると便利、使うと便利なアイテムです。
なので、後はコスト面をどう捉えるか次第でしょうw