スミスから出ている青物用のシンキングペンシルです。
ショア、オフショア問わずにボイル撃ちや表層に魚影がある場合に使っています。
スミスのシーバス用ミノー、サラナの名を受け継いでいるルアーです。
スミス ドラゴンサラナS
全長 125mm
重量 37g
シーバスから青物まで、どちらかというと、ガチガチなルアーではなくライト寄りのルアーです。
筆者はオフショアでのナブラ撃ちやボイル撃ち、ショアでのプラッキングで使用しています。
ありきたりなスペックと仕様のルアーですが、沖磯でシイラを狙った際にこのルアーだけ圧倒的にバイト数が多かったことから愛用しているルアーですw
あまり店頭では見かけないルアーかもしれません。
あっても、シラスナブラ用のクリアカラーが中心だったりします。
仕様
125mm37gの青物用シンキングペンシル、という一言で説明できてしまいますw
ただ、どちらかというと、ややライト寄りタックル向きのペンシルです。
素材はABS樹脂製。
貫通ワイヤーはありませんが、搭載フックサイズと、このルアーが使いやすいタックルの強さを考えれば、それほど問題ないと思います。
飽くまでライト系のペンシルですw
塗装はペリペリとはめくれて来ませんが、すぐに目立つフックサークルができますw
樹脂製のルアーですが、今のところ砕けずに頑張ってくれています。
釣り上げたシイラに暴れられて、何度も磯に叩きつけられていますが、今のところ大丈夫です。
フック
標準フックはカルティバ ST-56 #2です。
このサイズの青物用シンキングペンシルとしてはやや小さめで、細めです。
筆者は錆対策にがまかつのRB-HまたはSP-Hの#2に変更しています。
SP-Hは出たばかりでまだはっきりとした使用感はわかりませんが、ST-56#2にかなり近いイメージで使えると感じました。
今後はSP-Hをメインにしようと考えています。
RB-Hはフックが重たいのか、アクションがおとなしくなりますw
フックサイズを上げるのは試していませんが、RB-H#2でアクションに影響してくるとすれば、あまりフックの自由度はないかもしれません。
飛距離
シンキングペンシルなので飛距離は出ます。
ただし、使用するタックルで大きく変わります。
ミュートスアキュラ100H
ロックショア系ロッド
適合ルアー プラグ30g~120g
アキュラだとかなり投げにくいです。
アキュラの快適に投げられる下限ウエイト30gを越えていますが、正直投げやすいのは40g以上のルアーですw
37gのこのルアーでは投げにくいので、飛距離も45g~50gクラスのペンシルに劣ってしまいます。
ロッキーショア110/11
ライトショアプラッキング系ロッド
適合ルアー 30g~90g
かっ飛びます。
ウエイト的にど真ん中だと感じるルアーになります。
アクイラ74MH
オフショアキャスティング ヒラマサ&ブリ系
適合ルアー40g~100g
アキュラと同じく投げにくいので飛びません。
アンダーハンドしかできない状況も多いオフショアでは、ただでさえ飛ばないので致命傷になりますw
スパイクボニート772
オフショアキャスティング カツオ&シイラ系
適合ルアー ~80g
投げやすいウエイトです。
アンダーハンドでも十分飛びます。
結局のところ、投げやすいのはショアならライトショアプラッキング系、オフショアならカツオやシイラ用のキャスティングロッドです。
適合リールがシマノ5000~6000番、ダイワ3500~4000番またはLT6000番のロッドになると思います。
あとは、筆者は好んでこのルアーを使いませんでしたが、
純ヒラスズキロッドでMAX50gのスーパーティーロでも投げやすかったです。
ルアーそのもののポテンシャルよりも、使用するタックルでかなり飛距離が変わりますw
まあ、この辺りはこのルアー特有の現象ではなく、40g以上のルアーを扱えるロッドの都合でしょうw
シーバスロッドの適合10g~40gみたいな狭い範囲ではなく、30g~100gみたいな極端に広い範囲になってしまうので、実際に扱いやすいかどうかは使って試すしかありませんw
なので、どのルアーが飛距離が出るか、よりも自分のタックルだと、どのルアーが投げやすいか、の方が大事だと感じます。
アクション
ただ巻きでローリング、フォールでやや震えながら水平に落ちていきます。
筆者は基本、ただ巻きのストップ&ゴーで表層直下を探るのに使っています。
ストップが食わせの間になるので、次の巻き始めにバイトが集中します。
その辺りは他のシンキングペンシルと同じです。
次に多いのがスキッピングでの使用です。
ドッグウォーク気味の左右にダートしながら水面をチョンチョンと跳ねてくれるので、ボイルがあった場合などはかなり有効です。
スキッピングの癖はルアーによって違いますが、このルアーのスキッピングは綺麗だと感じます。
調子に乗りすぎるとベリーのフックがリーダーを拾ってエビりますがw
最後にフォールです。
動きながら落ちるので、マグロキャスティングのほっとけメソッドに対応していますw
カツオやマグロなどに有効な手段らしいですw
あと、ネタみたいですが鯖にも有効ですw
明らかに魚影が確認できる時しか使わないので、筆者には出番が少ないメソッドです。
まあ、これも青物用ペンシルでは珍しくない仕様、むしろ、それがメインのルアーも多いくらいです。
他にはメーカーがジャークでのメソッドを推奨していますが、そちらではまだヒットがありませんw
釣果があれば書き足したいと思います。
総評
結論から言うと、それほど個性はないかもしれません。
シンキングペンシルとしてはありきたりです。
ただ、やや軽めのウエイトと、小さめ細めのフックサイズのお陰か、アクションとレスポンスは良いと感じます。
ナブラ撃ちやボイル撃ちはベイトサイズがシビアなので、125mm37gというスペックの枠が空いているなら選択肢に入れても良いと思います。
ヒラスズキはしてないので言及できませんが、ライトショアプラッキングや、カツオやシイラなどのライト寄りのオフショアキャスティングでは使いやすいルアーです。