ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレ レビューをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

クロスツー エクシア 鰹 インプレ

クロスツーから出ているオフショア、カツオキャスティング用のジグミノーです。

マイナーなルアーだと思いますw
店頭で並んでいるのもほとんど見かけず、ネットでも見かけないので入手の難易度は高いルアーです。

筆者は45gだけ使用しているので、45gのみのインプレッションとなります。


CROSS TWO XIA鰹 45g

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全長 80mm
重量 45g

ジャンルはジグミノーです。
基本的な性質はヘビーシンペンと同じですが、ベリーにフックアイがなくリアフックのみ、というのが特徴です。
人によってはメタルジグ同様、フロントのアイにアシストフックを装着して使用します。


実は発売前から気にしていたルアーですw

オフショアではライトなキャスティングロッド、スパイクボニート722があった筆者でしたが、ショア用の青物ロッドが当時は強めのタックルのミュートスアキュラ100Hしかありませんでした。

スパイクボニートでは30gくらいのルアーも投げれるので問題ありませんが、アキュラ100Hだと45gくらいから投げやすいと感じる重さなので、軽いルアーが投げれないという問題がありました。

というのも、こちらのフィールドはベイトサイズが小さいことが多く、時折発生するナブラでは大きなルアーには全く反応しません。
かといって、小さいルアーは比例して重量も軽くなるの傾向があるので、アキュラで使い易いルアーがなかなか見つかりませんでした。

その時に、8センチ、45gという筆者の求めるスペックのリリースの情報があったので、発売前から食いついていたという訳ですw

仕様

全長は80mmと短めですが、ちょっと太ったファットなボディです。

スリムなジグミノーと比べると、ぽっちゃりしています。

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塗装はペリペリとめくれてくるタイプです。

新品状態でも塗装のクオリティーはそれほど高くないですw
なので、躊躇わずウレタンコーティングできますw

フック

デフォルトのフックはカルティバST-56#2です。

筆者は錆対策にがまかつのRB-H#2に変更しています。

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フックの向きにはシビアなルアーで、通常とは逆向きにフックを装着します。
トレブルフックの一本針の方が下を向くように装着します。

逆向きだと、アクションが大きすぎて水面を飛び出したりまともに泳がないので注意が必要です。


飛距離は若干落ちますが、フロントにアシストフックを付けるのもありです。
まあ、その辺りはお好みで・・・

飛距離

弾丸のように飛んでいきます。
小粒なのに45gの重量があるので良く飛びます。
リアフックのみの仕様だと、抵抗が少ないので更に飛びます。

45gという絶妙な重量のため、筆者のショア、オフショア、ライト~ヘビー全ての青物タックルに対応しています。

ベイトが小さい時、アクイラやアキュラでも投げやすいので重宝します。


飛距離を落としてまでフロントにアシストフックをつけるかどうかはかなり悩み所です。
小粒なので、リアフックだけでも十分な気はします。

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アクション

フラフラアクションです。

ただ巻きで水面直下をフラフラアクションで誘うシンペンのようや使い方や、時折、水面を割るくらいのスピードで巻いてもヒットしてきます。

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筆者は専ら、ただ巻きでの使用が多いです。
ストップ&ゴーや、リトリーブで水面を割ってからのフォールなども有効です。


このルアーのスピッキングでは、なぜか未だにヒットしたことがありませんw
動きは悪くないですが、スピッキングだけだと当たらず、フォールを入れて落とさないとヒットしませんでした。

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ファットボディなので、スリムなシンペンやジグミノーよりも下から見るとシルエットが大きく見えるのかもしれませんw

総評

ルアーの都合ではなく、ロッドの都合で
選ばれたルアーですw

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かつてはショア青物ロッドがミュートスアキュラ100Hしか持ってなかったので、筆者にとっては特別なルアーでした。
アキュラで投げれてコンパクトなサイズ、というスペックに価値がありました。

アキュラにステラSW8000、PE4号リーダー80~90lbという強タックルでずっとやっていましたが、オフショアのライトライン化に伴い、ショアもPE2号タックルに移行してしまいました。

ロッキーショア110/11とソルティガBJ3500、PE2号30~40lbリーダーのタックルであれば、もっと軽い30g台のルアーも投げれるため、80mm45gのエクシア鰹の優位性は失われてしまいました。

更にライトなシーバスロッドとPE1.2号タックルだと、20g台のルアーから使えるため、シラスやマイクロベイトパターンで、アキュラを使うシチュエーション自体が間違っていることに気がつきましたw(遅すぎ・・・)

当初に想定していた需要はなくなりましたが、飛距離が出ることと、筆者のどの青物タックルでも扱いやすいことから、汎用性の高いジグミノーです。
遠くのナブラを狙う場合はタックルを問わず飛距離を叩き出してくれます。

ですが、悪い意味で入手が困難で補充ができないことが、とても残念なルアーですw