主にサーフで愛用しているブーツです。
雨天時の波止などでも使用しています。
ダイワのラジアルソールブーツのラインナップとしては一番リーズナブルなアイテムとなります。
DAIWA フィッシングブーツ RB-3350(ロング ラジアル)
6500円で購入しました。
デザインも良いブーツです。
ダイワのラインナップとしては一番安いアイテムですが、ラジアルソールブーツとしては高い部類の商品になります。
ラジアルスパイクやフェルトスパイクとは違い、普通のラジアルソールのブーツは他ジャンルでの競合も多く、選択肢はかなり多めです。
特に業務用のブーツの性能はかなり高く、機能面では結構な差があったりますw
そんななか、6500円とラジアルブーツにしてはかなり高いこの商品を選んだのは、「スニーカー感覚で歩けるラジアルブーツ」というキャッチコピーに惹かれてでした。
メインはサーフでの使用です。
砂浜、砂利浜を歩くのに使う予定なので、グリップ力は重視せず、履き心地を重視しての選択です。
こちらのサーフはすり鉢状の急深サーフになっているため、ウェダーなどの装備は不要でブーツだけで事足ります。
波打ち際の範囲が極端に狭いため、ギリギリまで近付いたとしても、ブーツの高さだけで浸水を防げます。
そのため、ロングブーツはこちらのサーフでは必須のため出番もかなり多いアイテムです。
グリップ性能
グリップ性能は一言でいうと普通ですw
良くもないけど悪くもない・・・
複数のソールのパターンを採用しているのが特徴です。
若干、ソールの溝が浅い気がします。
トラックドライバーなどがコンテナ内で使う業務用のブーツの方がグリップ力は圧倒的に上でしょう。
そのため、濡れたテトラやツルツルの岩に乗るのはちょっと怖い感じです。
グリップ力にはそこまで期待はできない感じです。
筆者はサーフメインでの使用でしたが、波止はともかくテトラをメインだとあまりオススメはできない感じです。
履き心地
全体的に柔らかいのでブーツとしての履き心地は良いです。
というより、このブーツの最大の売りはここだと思います。
ブーツが柔らかいため、履いていて足が疲れにくいです。
他のブーツだと、長時間歩いていると足が疲れてきて脱ぎたくなりますが、このブーツだとほとんど気にせず履き続けることができます。
また、グリップ力が微妙なソール部分も、柔らかく適度に曲がってくれるため、足への負担もかなり軽減してくれます。
ソールがガチガチなブーツだと、下駄の様な硬い感触が足の自由度を奪い、その反発で足首などが疲労しますが、こちらは足の動きにソールがついてきてくれるので、疲労は最小限に抑えられます。
スニーカー感覚で歩けるラジアルブーツという売り文句も頷ける仕上がりです。
ブーツなのに足の自由度を確保できる、というのがかなりの魅力です。
耐久力
柔らかいことが災いして全体的に耐久力は低めです。
購入から14ヶ月経過しましたが、ラジアルソール部分はまずまずのすり減り具合です。
元々、溝の深いソールではなく浅いため、磨耗により磨り減るのは早めです。
また、ブーツ表面も薄くて柔らかいため、耐久力はそれほど高くありません。
写真のように破れてしまい浸水してくるようになりました。
こちらのサーフは砂利浜なので、表面が研磨されて破れてしまったのでしょう。
柔らかくて薄目なので表面へのダメージにも弱い感じです。
総評
一言で説明すると履き心地を重視したラジアルブーツです。
そのため、ブーツ全体は薄目で柔らかい素材が採用されていて、足の動きを邪魔しない疲労の溜まりにくいものに仕上がっています。
ソール部分も柔らかく足の動きに追従する仕様で、歩いていて疲れにくくなっています。
しかし、溝の深いガチガチのソールではないが故にソールの消耗は早く、表面も柔らかくて薄い素材のため耐久力がやや犠牲になってしまっています。
筆者はサーフメインの使用だったので、グリップ力に関してはほぼ不要でしたが、耐久力に関してはちょっと不安が残るブーツです。
サーフを長時間歩いていても疲れないのは魅力ですが、寿命が1年ちょいでこの価格だと、使い捨てをするには勿体ないでしょう。
故に、疲労しにくく履き心地が良いのがメリットですが、耐久力とグリップ力は犠牲になった、そんなブーツです。
オシャレなデザイン性と履き心地を重視する場合にはオススメのアイテムです。