ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレ レビューをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

ゴメクサス パワー ハンドル ノブ 38mm インプレ

ゴメクサスから出ているラウンドノブです。
ゴメクサスの代名詞になっている代表的なノブです。

圧倒的な低価格が特徴です。
17セドナ4000XGと17サハラ4000XGに装着しています。

GOMEXUS ゴメクサス パワーハンドルノブ 38mm

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ゴメクサスといえばこのノブを連想する人も多いでしょう。
Amazonで2000円以下で買えるラウンドノブです。


エサ釣りのお供や不意のルアーキャストで愛用している17セドナ4000XGと17サハラ4000XGに装着しています。

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ノブ自体のデザインもよいのでリールがかっこよくなりますw



これらのT字ノブをラウンドノブに変更したくて当初たどり着いたのが、ノーブランドのEVAノブでした。

Amazonで780円という破格のコストパフォーマンスでした。
セドナとサハラに装着する必要上、リール本体価格に対してノブの価格が高すぎると、結果的に上位のリールが変えてしまう金額になり本末転倒になってしまいますw
そういう理由から、ゴメクサスのラウンドノブは選択肢から外れていました。

カスタムノブの価格として見れば、1990円のラウンドノブは破格のノブですが、5000円丁度くらいで買ったセドナに装着すると考えると、本体価格のかなりの部分をノブが占めてしまっています。
ワンランク上のリールが買えてしまう、という問題があったので、780円のEVAノブを選択しました。

そんな理想的なEVAノブでしたが、いざ使ってみるとこれが中々使いにくい感じでした・・・
ハンドルの軸が短すぎて、握ると指がハンドルシャフトに干渉してしまい、摘まむ使い方しかできない、という問題がありました。

使いにくいというのは大問題ですので、コスト面は捨ててゴメクサスのパワーラウンドノブ38mmに変更しました。

仕様

自重
メーカー表記で26.6gです。

夢屋アルミラウンドMが26gだとすると、ゴメクサスのラウンドノブはサイズ感的にはやや重めになります。
恐らく、ノブ本体のシャフト側がステンレス、フタ側がアルミニウムという構造が影響しているのかもしれません。

ただし、実釣面で重さを感じることはありませんでした。
合わせているリールも重めのため、使用上の影響もありません。

これはラウンドノブ全体の宿命ですが、軽量路線でタックルを組む場合はやや重量増になってしまいます。

直径
38mmです。
ただし、ノブの形状が球体に近いため、実際に38mmに達している部分は側面の一部分のみです。

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この辺りは同じ38mmのスタジオコンポジットのカーボンノブや、39mmの夢屋アルミラウンドとは根本的に違うといった感じです。
上記のノブと同様の使用感を求める場合は、41mmのノブを選んだ方が良いでしょう。

そのため、握る、という意味では筆者の求めていたサイズよりも小さくなってしまい、やや掴みにくい感じです。

逆に、リブレEP37やEP41の摘まむと握るのように、添えると握るで使い分けできる大きさでもあります。

使用感

操作性
ライトショアジギングなどの握るを想定したノブでしたが、サイズ感としては添えると握るの中間のような感じです。

この辺りは手の大きさで変わり個人差がありますが、筆者の手ではパワーファイトは少しやりにくい感じです。

38mmという数値だけみて買ったため、想定していたサイズ感より小さかったというのが本音です。
筆者に向いているのは41mmの方だったのでしょう。

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15ストラディック4000XGに装着しているゴメクサスのEVAパワーノブ38mmの方は、筆者の好みのど真ん中なので、同じ価格であればこちらの方があっていました。

握るごり巻きパワーファイトノブを想定していたのでこの評価ですが、握ると添えるの使い分けを想定している人にはぴったりでしょう。

装着例

シマノハンドルタイプSの装着方法です。
17セドナも17サハラもほぼ同じ組み合わせで装着できました。

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①のワッシャーのサイズを調整することで、一切のガタのない完璧な装着が可能です。

ノブがガタガタ(ぶかぶか)の時→ワッシャーを追加するまたは太くする

ノブのがたつきが無いのに回すと途中で固まって回らなくなる→ワッシャーを減らすまたは細くする

この二点が鉄則です。

後は一切の妥協をしないことですw
ハンドルシャフトとノブのがたつきは完璧になくせるので、僅かでもかくかくとノブが動く場合は、ワッシャーを一段階太いものに交換しましょう。

欠点

大きな問題があります。
これは構造上の問題なんですが、使っているとノブのフタがゆるんでしまうことです。

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ハンドルノブとしては珍しく、ノブの丁度ど真ん中で分割する構造のため、使っていると徐々にゆるんできます。
オーシャンマークのAG41のフタも使っているとゆるんできますが、あちらとの決定的な違いはフタの位置ですw
AG41は純粋に端のフタのみがゆるんできます。

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ただし、ゴメクサスの方はフタがノブの半分を占めているため、フタがゆるむというよりは、事実上のノブが真っ二つに分割してしまう状態になります。

ジャーク中やファイト中にノブがゆるんでくると、握る部分がなくなり非常に鬱陶しい感じになりますw

この点だけはそこそこ大きな欠点なので注意しておく必要があります。

総評

圧倒的なコストパフォーマンスのラウンドノブです。

後からノブをカスタムする場合はそれほど関係ないですが、
リールの選考の段階からカスタムノブまで想定し始めると、セドナやサハラに装着する場合のコストパフォーマンスは微妙です。
アルテグラに装着する場合も、上位互換のBBシリーズが変えてしまうので少し微妙です。

ストラディックシリーズとは価格ともバランスがとれていて丁度よい感じです。

38mmノブですが、球状のため楕円形ラウンドノブよりはワンサイズ小さい想定の方が良いでしょう。
夢屋アルミラウンドMくらいのサイズを想定するなら、41mmを選ぶか、ゴメクサスEVAラウンドノブ38mmの方がオススメです。
サイズ感は個人差が大きいので参考になるかはわかりませんw

カスタムを敬遠しがちな価格帯のリールにも、カスタムの選択肢を与えてくれたノブでしょう。


ゴメクサス 38mm パワー リール ハンドル ノブ ダイワ Type S シマノ Type A リール 用, 19 セルテート レグザ LT など用 アルミ製