ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

シマノ 17ツインパワーXD 4000XG インプレ

結局3台買ったツインパワー三兄弟の最後の一台ですw

108ショアパトロールが折れてモアザンブランジーノAGS1010ML/Mに変更したタイミングで購入したのがこの17ツインパワーXDです。

以後、4000番のメインリールとして使っています。


17ツインパワーXD4000XG

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ギア比:6.2
実用ドラグ力 6.0kg
最大ドラグ力 11.0kg
自重 290g
スプール寸法 51/17mm
最大巻上長(ハンドル1回転あたり) 99cm
ハンドル長 57mm
ベアリング(S A-RB/ローラー) 9/1

シマノが今まで出しそうで出さなかったアルミニウムボディにカーボン系樹脂の軽量ローターを搭載したリールです。
セルテートシリーズや15ソルティガなどでダイワが得意としていたタイプのリールですw
同じタイミングで、ハイブリッドアルミボディにCi4+ローターのサステインというリールも登場しています。

17ツインパワーXDを一言で言えば15ツインパワーのボディに16ヴァンキッシュのローターを搭載したモデルです。
もっといえばシマノ版セルテートでしょうw

15ツインパワーと役割が完全に被っていますが、ショアではフラットフィッシュやライトショアプラッキング、ライトショアジギング、タチウオワインドなど、オフショアではライトオフショアキャスティングやライトジギングなどで使用しています。

こちらも原型は留めておらず、16ヴァンキッシュのスプールと、14ステラのハンドル、スタジオコンポジットのカーボンノブでカスタムしています。

機能

ローター

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カーボン系樹脂であるCi4+製のNEWマグナムライトローターが搭載されています。
レアニウムの時よりも肉抜きによる軽量化と強度が上昇しているみたいです。

巻き始めは非常に軽く、慣性がほぼ働かないのかピタッと止めることができます。

巻き抵抗を感じやすいので、よく言えば感度が高く、悪く言えばノイズを拾いやすいローターです。

ローターの使用感に関しては旧マグナムライトローターの12レアニウムCi4+とほぼ同じです。

ボディ

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フルアルミニウムボディです。
外観は15ツインパワーとほぼ同じですw

搭載されている防水機能に違いがありますが、使用感も15ツインパワーとほぼ同じです。

SWを除く汎用リールではトップクラスの剛性と言っていいでしょう。

ドラグ
16ヴァンキッシュのスプールを装着している筆者には関係ない話ですが、純正スプールはカーボンワッシャが搭載されています。
カーボンワッシャはフェルトワッシャよりも耐久力や機能に優れているとのことです。

そのため、スプール単価は15ツインパワー、16ヴァンキッシュよりも高くなっていますw

防水性

Xプロテクト
賛否両論だったコアプロテクトからの変更ですw
ステラのモデルチェンジを待たずに、17年モデルのリールから搭載が始まりました。

名前はXプロテクトですが、SWのリールのものとは仕様が異なっているようで、SWのXプロテクトの簡易版というよりは、コアプロテクトの強化版といった感じみたいです。

コアプロテクトで搭載された撥水処理に、ラビリンス構造をプラスしたもののようです。

現時点では浸水した形跡はなく、15ツインパワーのコアプロテクトよりは信頼できそう、といった感じです。

ラインローラー
15ツインパワーとの一番の違いはこのラインローラーです。

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15ツインパワーでは特殊なネジに変更されていましたが、17ツインパワーXDはマイナスドライバーで簡単に外すことができるようになっています。

更に、メーカー側が自己メンテナンスを推奨しており、特殊撥水グリスの充填を定期的に行えるようになっています。

この点は、メーカーメンテ推奨の方向からガラッと方向転換したと言った感じです。

グリスで空間を埋めることになるので、回転性能は若干劣るような気がしますが、防水性能は飛躍的に上がったと感じています。
最悪、錆びてしまっても交換が容易で、特殊撥水グリスの充填も簡単なので、ラインローラーのためだけにオーバーホールに出すことを考えればかなり良くなったと言えます。

この点は個人的には高評価な部分です。

使用感

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自重
重量は15ツインパワーとほぼ同じです。
ボディのみで17ツインパワーが198g、15ツインパワーが203gなので、5gの差しかありませんw
カーボン系樹脂のCi4+ローターを搭載しているにも関わらず、グラス系高強度樹脂の15ツインパワーとほぼ同等の重量になってしまっています。

この重量差には防水機能の差が影響しているのかもしれません。

巻き心地
軽い巻き感はレアニウムCi4+を思い出させてくれますw
15ツインパワーとは完全に真逆の方向のリールです。

軽い巻き出しと、慣性がほぼなくピタッと止まるイメージです。

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感度
巻きが軽くなったことで感度はとても高いリールに仕上がっています。
リールの自重面での感度の向上はほぼありませんが、軽量ローターによる巻き抵抗の感じやすさ、という意味での感度は非常に高いです。

水流の変化なども感じ取りやすく、ルアーの震動から状況の把握もしやすいです。
15ツインパワーと比べると、ルアーの抵抗などは感じやすくなっています。
その反面、慣性が働かないので使用者が疲れてくると、巻くのが重く感じられます。

タックル全体の軽量化、という意味での感度の向上は見込めないため、結局は軽量ローターに依存した感度です。

リールパワー

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リールパワーに関しては15ツインパワーとは大差がなく、15ツインパワーSWには劣るといった感じです。
通常時のリーリングでは慣性が働く15ツインパワーの方が楽に巻くことができます。

剛性面に関しても4000番のリールとしては困ることは無いでしょう。

他のツインパワーとの比較

15ツインパワー4000XG

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コスパ重視なら圧倒的に無印15ツインパワーです。
モデルチェンジしてしまいましたがw

慣性が強く楽に巻くことができるのが特徴です。
バイトに関しては問題なく拾えるので、振動を感度ととるかノイズととるかでこのリールの是非が変わります。

無印15ツインパワーから17ツインパワーXDに乗り換えるべきかどうかに関しては一考の余地があります。
ベースが無印15ツインパワーなせいか、17ツインパワーXDへの乗り換えは正直パンチに欠けてしまい費用の割りに成果が少ないと感じました。
軽量ローターと防水性は魅力ですが、逆に言うとそれだけしか目に見えた変化がないため、無印を持っている状態でわざわざ買うべきかどうかは疑問が残る部分です。

15ツインパワーSW4000XG

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単純なパワーや耐久力は15ツインパワーSW4000XGの方が上です。
XDは高耐久を売りにしているモデルですが、飽くまで汎用リールとしての耐久力です。

SWは6000番ボディに4000番ローターが搭載されているので、パワー面では立ち打ちできません。
更に、防水性もSWはIPX8相当を詠うSW仕Xプロテクトのため、耐久力でも敵わないといった関係です。

ただし、その仕様から6000番と4000番の中間のモデルといえるので、17ツインパワーXDとの比較すること自体微妙といえますw

20ツインパワー

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筆者は3000番しか持っていないので比較すべきではありませんが、20ツインパワーは金属ローターでありながら、かなり17ツインパワーXDに近付いたリールだと感じています。

ツインパワーXDがモデルチェンジするとすれば、ベースは当然20ツインパワーになると思いますが、Ci4+ローターでXDというポジションを貫けるかは正直微妙な感じですw

3000番の感触では20ツインパワーはかなり良い感じなので、17ツインパワーXDか20ツインパワーかの選択は、フルアルミニウムボディに拘るかどうかだけでしょう。

総評

なんだかんだでとても気に入っているリールです。
使いやすさではツインパワー三兄弟では最も高いと感じます。

そのため、ほとんどのシチュエーションでこのリールを使用していますw

軽量ローターによる多少の感度の向上は、なんだかんだで捨てがたい要素だと言えます。

剛性面とリールパワーは欲しいけど、感度もなるべく犠牲にしたくない人にはオススメのリールです。