フラット狙いでの切り札的存在のルアーです。
ハードルアーで釣れなかった時に、連投していますw
レンジのコントロールがしやすいので、フラット以外の魚も狙えるため、ボウズ逃れもしやすいルアーです。
DUO ビーチウォーカー ハウルシャッド
ヘッドは21g、ハウルシャッドは4インチのセッティングでのインプレとなります。
ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュ用のジグヘッド、ワームです。
最大の特徴は、リアのフックを固定できることです。
これにより、ワームと絡むトラブルを軽減でき、更に、ヒラメなどの噛み付き系のバイトに対応しやすくなっています。
ヘッドは21gですが、4インチのワームとフックを足せば約33gです。
ヘッドの重さを選ぶ時に、ワーム込みで計算しないと、ロッドによっては扱いにくい可能性があるのが注意が必要です。
27gのヘッドは特に気を付けましょうw
仕様
装着
ワームの装着は簡単にできます。
ジグヘッドにワームを刺すことに慣れていない人でも、穴にプレートを差し込むだけなので、真っ直ぐ装着することができます。
ソフトルアーは基本、綺麗に真っ直ぐ刺さないとアクションが変化し釣果に影響しかねないので、かなり神経質になって装着することになりますが、ハウルは誰でも簡単に真っ直ぐ付けることができます。
ただし、ワームの交換は非常にめんどくさいです。
リア側のフックを外さないと交換できないので、現地でのワームチェンジには向いていません。
予備のセットを組んでおいた方がいいでしょう。
フックのスプリットリングを、チューブで挟むことで、固定式のフックにすることができます。
チューブは結構固いので、スプリットリングに挟むのは大変ですw
手が滑ると指がフックに刺さるので、力を入れすぎてもダメですw
ここまでやって1セットなので、ワームの交換はとても大変です。
飛距離
ジグヘッド+ワームというソフトルアーの中ではよく飛ぶ方だと思います。
ただし、バランスを崩して回転すると飛距離は半分以下に落ちます。
また、着水はサミングで丁寧に落とさないと、リアフックがワームのテールを拾ってエビ状態になってしまいます。
フック
標準フックはカルティバ ST-46 #5が装着されています。
そのままでも問題はありませんが、筆者は錆対策にがまかつ SP-MHまたはRB-MHの#5に交換しています。
どのフックを付けるにしろ、サーフでの使用であれば#5のフックがあればほとんどのターゲットはカバーできると思います。
欠点として、フロントのフックは消耗がかなり激しいです。
サーフからのフラット狙いなので、どうしてもボトムに触れる機会が多いため、すぐにフックが鈍ってしまいます。
カルティバST-41のようなネムリ針のフックに交換すれば多少は改善されます。
アクション
ロールしながらシャッド形状のテールが左右に動いてアクションします。
ソフトルアーにしては強めのアクションです。
ただし、ハードルアーに比べると、それでもナチュラルに感じられるのか、スレている個体や小さな魚も襲ってきます。
ただ巻きの場合はリトリーブ速度とティップ位置でレンジのコントロールができます。
浮き上がりにくいので、レンジのキープ力はソフトルアーにしては高いです。
ボトム付近は勿論、中層もやや表層よりのレンジも探れるので、様々な魚が狙えます。
筆者はただ巻きの他に、ボトムタッチ&ゴーから探りたいレンジまで巻き、テンションフォールで再び落とす、という探り方でも使います。
その場合、大抵テンションフォール中にバイトがあります。
ボトムネチネチ以外の探り方ができるのが、このルアーの魅力だと思います。
耐久力
ソフトルアーなので耐久力は低いです。
そこまでは他のソフトルアーと同じですが、交換が手間で面倒だという点が、このルアー特有の弱点ですw
リアのフックが固定式で、噛み付きバイトに強いことから、タチウオなどにも効果的なルアーです。
ただし、決してタチウオに適しているかというと、そうではありません。
というのも、ワインドなどと違って、ワームの交換が手間なので、切られると非常に手返しが悪くなってしまいます。
1匹につき1本消費するならまだましで、ヒットにいたらなかったバイトだけでワームを切り裂かれると悲惨です。
なので、タチウオには効果的ですが、適してはいません。
狙う場合は予め予備を複数本用意していた方がいいでしょう。
交換が手間だというのは、他にも問題があります。
というのも、フグが高活性の場合は、このルアーは全く役に立ちません。
一瞬で穴だらけになります。
予備を投入したところで、即座にボロボロにされてしまうので、海の状況次第では活躍できない場合があります。
フグの襲撃に遇うのはソフトルアーの宿命ですが、交換が面倒という点が他のソフトルアーとは大きく違いますw
総評
何か釣れる気にさせてくれるルアーです。
とはいえ、ルアーローテーションの中ではかなり後の方に出てくるルアーです。
ポイント移動前のクローザー的なポジションです。
活性が低い時やスレている個体にも利くので、万策尽きた頃に登場しますw
同じ色、ピンクグローばかり使っているのは、ワームの交換が面倒という理由からですw
本当はカラーチェンジも有効なんでしょうが、いかんせん交換が手間なので、それをするなら別カラーのセットを事前に用意しておかないといけません。
ただ、そうするくらいなら、別形状のハウルフィッシュやハウルグラブを用意していた方が効果的な気もしますw
故にカラーに惑わされないように一色のみで使っていますw
交換云々はありますが、よく釣れるルアーなので、フラットフィッシュはもちろん、サーフからの五目ルアーとしてもオススメです。