ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

ブリーデン スペシメン 85 deep インプレ

スペシメン84があまりに良かったので、追加で購入したのがこのスペシメン 85deepです。
今ではシマノに移られた某テスターさんが、84と85deepの二刀流を提唱されていました。
85deepもきっと良いに違いないという思いもあり、煽り文句にまんまと釣られての購入です。

BREADEN Squidwickedgame SPECIMEN 85 deep

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Length 8'5
Section 2
Closed Length(cm) 132
Egi Size 過跳3.5D
Line PE0.4~0.8
Rod Wt.(g) 126
Price 43,900

“他のエギでは釣れないSQUIDを仕留めるエギ"次世代deepエギ"を自在に快適に操る為の次世代deep専用設計。アクション、レングス、ガイドセッティング等々、BREADEN社独自のdeepコンセプトを更に見つめ直しブラッシュアップした「85deep」。深場や激流、ボトムの鈍感deepタイプエギを力任せにシャクっていたのは昔話、、、今やその姿はフィジカルでコミカルだ。手首を軽くシェイクするだけで次世代deepエギはロッド/テクニックに呼応し生命漲るのだ。リアルベイトのように水を切り、リアルベイトのように自然体で潮にのり潮を掴む。次世代deepロッドは次世代deepエギとのコンビネーションでその真意を現すのだ。”
メーカーHPより

84swingtopを秋や波止用、85deepを春イカまたは磯用ぐらいの想定です。
今すぐ必要な訳ではないですが、いずれ必要になるだろう、というかなりざっくりした購入動機です。

適合エギ

まずはわかりにくい適合エギサイズの問題から。

パワー表記はありませんが、あえてつけるならMクラスが妥当だと思います。

ロッド名にdeepを関していますが、エギ3.5号のノーマルが最もしゃくりやすい感じです。

メーカーHPによると適合エギはエギマル過跳3.5Dとなっています。
かなり限定された書き方すぎて、エギマルを使っていない人にはピンと来ないと思いますw

そもそもエギマルシリーズはボディサイズがヤマシタやデュエルなどに比べると若干小さく、更に元々しゃくり抵抗が少ないのが特徴です。

そのエギマルから羽を排除し、カンナを一段に減らしたエギマル過跳は、エギマル以上にしゃくり抵抗が軽減されています。
その過跳3.5号ディープのしゃくり感は、そのまま他社の3.5号ノーマルエギ程度と思ってもらってかまいません。

故に、ロッド名にdeepを冠していますが、適合ウエイトやロッドのテイストはMクラスと言っていいでしょう。

MHクラスのロッドを検討している人には物足りないかもしれません。

自重

メーカー表記では126g
これだけ見れば今のエギングロッドの中ではとても軽いとは言えない部類です。

ですが、84swingtopと同様にバランスがいいのか持ち重り感はありません。
むしろ、軽く感じてしまいます。
極小チタンガイドとやや強めのバッドを配したテーパーが持ち重りを軽減させているのだと思います。
普通に1日中しゃくれる軽さです。

ガイド & 飛距離

ガイドコンセプトは84swingtopと同じです。
チタンKガイドで構成されていて、ベイトロッドを思わせる極小ガイドが配列されています。
バット側はKWでティップセクションがKTガイドといった配置です。

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飛距離の面でも、84swingtopと同じく意外と飛びます。

ガイドがかなり小さいので糸抜けが悪そうなんですが、11個もあるガイドが糸のばたつきを抑えているのか、糸抜けは良く飛距離も申し分ありません。

テーパー

レギュラーファーストくらいだと思います。
84swingtopがレギュラースローに近いテーパーだったのに対し、85deepは先調子のロッドになります。

そのため、見た目はほとんど同じですが、しゃくった時の感覚は84swingtopとは大きく異なります。

ビシバシしゃくれるのは85deepの方です。

上でパワー表記はMクラスが妥当だと書きましたが、ティップに関してはかなり柔らかいです。
ダイワやシマノのMクラスと比べると明らかに柔らかく、ティップだけを見ればMLクラスに相当します。

しかし、ベリーから一気に固くなり、バッドは結構強い部類に入ります。

ブランクス

84swingtopと同じく粘るタイプのブランクスです。

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軽量でパリパリのロッドが乾いた感触だと表現すると、こちらはしっとりとした感触でよく粘るロッドです。

ブランクスの感度だけで見るとそこまで良いとは思いません。
ただし、ティップが柔らかいので拾える情報は多いです。

問題点

このロッドを買ってから、他の使用者のブログなどを読み漁っていると、「継ぎが弛くてすぐに抜ける」という問題を何度か目にしました。

継ぎの弛みなんて、毎度ちゃんと気にして確認すれば抜けたりしない、とたかをくくっていましたが、抜けました。

テトラからいつものようにしゃくっていると、突然、圧倒的違和感を覚えます。
最初はデカイのが来たっ!?と思いました・・・情けないことに。

しかし、合わせようとロッドを立てると、どうにも感触がおかしい。
よく見ると、ロッドが半分になっています。

最初は折れた、と思いました。
が、よく見ると、継ぎの部分から抜けています。

慌ててラインを巻いて回収です。
手前の沈みテトラに引っ掛かれば、ロッドは即お陀仏です。

継ぎ問題はどうやら、本当だったと確信しました。

85deepは逆並継で、基本的には84swingtopと同じですが、使用頻度のより多い84では一度も抜けた経験はありません。
構造上の問題の可能性が高いので、ロッドフェルールワックスの使用を推奨します。

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これを塗るだけで、以後、弛みやロッド抜けは無くなりました。

汎用性

8.5ftでMクラス、シーズン問わずに使えます。
秋の新子でも十分使えますし、春の大物の方がブランクスの特性を活かせてむしろ適していると思います。
筆者が活かしきれなかったのは残念ですが・・・

粘りのブランクスと強力なバッドで魚狙いにも非常に適しています。
しかし、極小ガイドなのでPE0.8号リーダーは3号くらいが限界ですので、魚狙いでわざわざこのロッドを持ち出す、という使い方には向いていません。
エギングついでにルアーも投げる、という使い方なら基本どんなエギングロッドでもできるので、特別このロッドが魚狙いに向いているとは言えないのが現実です。

柔らかティップから張りのあるベリーに繋がるので、小物はわりと弾きやすいです。
メタルマル使用でも84swingtopの方が乗せやすくバラシにくかった気がします。

ただし、ベリー~バッドも強力で粘りもあるので、エギングロッドでとれるそこそこのサイズで重量のある魚であればキャッチ率は高いと思います。
ちなみに筆者はこのロッドでは積極的に魚を狙わなかったので、小物は84より弾くとしか言えませんw

総評

筆者のエギングロッドの好みを明確にしてくれたロッドです。
MHは合わないということがわかり、84swingtopに触れ柔らかいロッドが好みかもしれない、というところに至りました。
その状況でMクラス相当の85deepを使うことで、柔らかいロッドが好みかもしれないということが、確信に変わりました。

自分にはMLクラスのロッドが向いている、と・・・

85deepは筆者にとっては少々硬かった。
明らかにエギの操作性は84より上で、キビキビと動いてくれますが、何か自分の感覚とは合わない、そういった感じです。

Mクラスのロッドを探している。
柔らかいティップ、張りのあるベリー、強力なバッド。
そして粘りのブランクス。
これらの条件とマッチするロッドを探している人には特におすすめです。

Mクラスのロッドとしての完成度は高いと思います。