ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレ レビューをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

サンライン スーパーブレイド5 インプレ

サンラインから出ていた5色マルチカラーの汎用PEです。
名前がややこしいですが、5本拠りのラインというわけではなく、5色のラインという意味のブレイド5ですw
後継はシグロンPEX4だと思いますが、サンラインでのマテリアル表記が変わっているので、直接の繋がりは無さそうです。

SUNLINE スーパーブレイド5

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筆者の使用歴は
1.2号 フラットフィッシュ
1.2号 ライトショアジギング
1.2号 タチウオワインド
1.2号 ブラクリなどのエサ釣り
となります。

カラーマーキング入りの4本拠りのPEです。
今となっては実売価格は不明ですが、購入当時はセールで1000円でした。
1.2号4本拠り150mで1000円という価格は、当時はそこそこ破格ですぐに飛び付いてしまいました。
今となっては、4本拠り200mでほぼ1000円のピットブルや弾丸ブレイドなどがあるため、150mだと特別に安いとはいえなくなっていますw

残数が減ってからはエサ釣りにまわされてますが、未だに現役で活躍してくれているラインです。

性質

素材
当時のダイニーマ、現在の名称でイザナスです。
グレードは恐らくSK60でしょう。

サンラインの規格ではHQ-PE(ハイクオリティーPE)というマテリアルです。
サンラインでは、拠り方や熱処理やらコーティングなどの製法によってかなり細かくPEの種類が分類されています。
ただし、それぞれのマテリアルの具体的な詳細は不明ですw

感触
硬めのラインです。
張りが強めですが扱いやすい部類です。

風でふわふわと飛ばされにくく、ライントラブルは少な目です。
また、スプールへの収まりもよいため、取り扱いに気を使わなくてよいラインです。

太さ
かなり太めのラインです。
1.5号には達しないものの、1.2号としてはほぼ上限に近い太さになります。

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上 G-soul
下 ブレイド5

写真だと光をより反射した方が太く見えるため参考にはなりませんが、見た目は1.2号か1.5号かちょっと迷う感じの太さです。
掴んでみると、その張りと硬さのせいもあって余計に太く思えますw

カラー
カラーは5色マーキングです。
パターンは、ブルー→ピンク→オレンジ→グリーン→レッドで、色の切り替わりがわかりやすい配色です。

色落ちもしにくく、カラーが混ざって境界が曖昧になることもなく、マーキングラインとしてはかなり優秀です。

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使い込んで劣化していくと、色がやや黒ずんできます。
劣化して薄くなるパターンとは違い、劣化してからも色の把握はしやすいです。

強度

1.2号4本拠りとしては強い方です。
太さが1.5号に近いため、他の1.2号よりも強度に余裕がありますw

とはいえ、単純な引っ張り強度では、1.5号には遠く及ばない感じで、太さから連想する強度は残念ながらありません。
太さのわりには弱いかもしれません。

ですが、その太さ故に根ズレなどのラインへの直接のダメージにはまあまあ強いですw
ルアーではほぼやらないでしょうが、エサ釣りの置き竿などでは多少の擦れには耐えてくれるので重宝します。
風にも強いので一石二鳥ですw

耐久力

耐久力はまあまあです。
劣化が始まるのはカラーマーキングの色が黒ずんできてからですが、そこに至るまでにそれなりの猶予があります。

毛羽立ちによる劣化はリーダー側から少しずつといった感じなので、不要部分をカットすることで寿命を延ばせます。
キャストで使用した部分がまるまる毛羽立つ、みたいなことにはならないので比較的長く使えます。

単純に糸が太いため、耐久力や持続性は低価格の4本拠りPEの中では高い方になります。

ライン放出性

やや太めなこともあり、細めのラインと比べると飛距離はでません。
放出もばたばたした感じになるので、余計にそう見えるラインですw

飛距離を優先した場合は普通に太さと硬さがネックになるため、このラインは選択肢から外れると思います。
あまり飛距離の出る要素のないラインです。

扱いやすさ

張りがありますが、巻き癖になるほどの硬さではないため、扱いやすいラインです。

ふわふわラインとは違い、風に飛ばされてもある程度の形状を維持してくれるため、団子やエアノットなどにはなりにくいです。
スプールへの収まりもよく、弱いテンションで巻き取るような状況でもしっかりと巻くことができます。
そのため、ラインが爆発してぐしゃぐしゃになったりしにくい感じです。

仮にエアノットやバックラッシュになったとしても、ダメージを最小限に、安全に解除しやすいため、トラブル後のフォローもしやすい方です。

PEラインを扱う上でストレスになる要素が上手く解消されています。

総評

せっかくのカラーマーキングですが、オフショアでは使っていないので、ショアのみの評価です。
数値化しない独自項目での総評です。

強度
1.2号4本拠りのPEとしては上限に近い太さのため、他のPEと比べると高めの強度になります。
ただし、引っ張り強度はその太さのわりにはといった感じで、根擦れなどの外傷には強いラインです。

飛距離
単純に太く、張りと硬さもあるためあまり飛ばないラインです。
ばたばたしたライン放出になります。

耐久力
色落ちにはかなり強いラインです。
落ちてもまだカラーの把握は可能ですw
毛羽立ちも発生しにくく、なってもリーダー側から少しずつのため、長く使えるラインです。

値段
メーカーHPから消えているので恐らくは廃盤のラインです。
1.2号150mで1000円という価格は見切り品としての特価の価格の可能性が高いので、正規の値段では微妙です。

今は1.2号200mでも1000~1300円くらいのラインナップが充実しているので、現在の価格で考えるとお得なラインではありません。

カラー
色落ちしにくく、カラーマーキングの把握はしやすいです。
その配色から、カラーパターンの切り替わりもわかりやすいので、レンジや飛距離の把握も簡単です。

カラーマーキングの性能はかなり高いラインです。

扱いやすさ
適度な張りと硬さがあって扱いやすいラインです。
ラインが風に流されて変なところに巻き付いたりするトラブルや、スプールへの巻き付けテンションが甘く、キャスト時に下のラインを引き出してバグるトラブルなどにも強いラインです。
非常に扱いやすいのラインです。



シンプルにライントラブルが起きにくいのが最大のメリットのラインです。
太いことはデメリットですが、強度面も担保してくれているので一概には悪いと言い切れない感じですw
飛距離や感度を求める場合はこのラインは合わないでしょう。
1.5号にはしたくないが、1.2号ではやや不安、といった人の需要にはマッチすると思います。
特にライントラブルに悩んでいる人にはオススメできます。
ライン価格は今となっては特別安いわけではありませんが、トラブルになりにくいことと、耐久力が高めなこともあり長く使えるラインです。

見切り品であるならオススメできます。
恐らく正規の価格では8本拠りの150mも選択肢に入ってくる値段なので、今となっては微妙だといえます。