シマノから出ているスプールケースです。
リールカバーのようなシンプルな構造でかさ張らず、使い勝手の良いケースです。
S M Lのサイズ展開でほぼ全てのスプールに対応しているため愛用しています。
SHIMANO スプールガード PC-018L
定価は
S 1000円
M 1100円
L 1200円です。
Lの実売価格で1000円前後のため、スプールケースとしては比較的安価な方になります。
ダイワのスプールケースHDのような高い保護能力は見込めませんが、実際に使用する上では十分な防護性能があるので、思った以上に使い勝手のよい商品です。
特に10000番を収納できるLサイズや、8000番を収納できるMサイズはダイワのスプールケースではカバーできない範囲を網羅しているため、重宝しています。
バッカン内のインナーバッカンやトレイに入れることで、不安材料はほぼなくなります。
ダイワ旧4000番などの中型や、シマノ8000番以上の大型のスプールにも対応するラインナップのため、このシリーズだけでほぼ全てのスプールを収納できるのも魅力です。
仕様
汎用性
スプールを1つ収納するタイプのケースです。
クッション性の生地でできているソフトタイプのスプールケースになります。
シンプルな構造なため、ケースのサイズが小さくバッカンやバッグの中でもかさ張りません。
サイズ展開もあるため、必要なサイズを揃えることでスプールケースの大きさを最小限に抑えることもできます。
スプールを一個単位で管理でき、持ち運びの際も荷物を圧迫しにくいため、使い勝手の良さはダイワのスプールケースHDやSPよりも上です。
最も気軽に使えるケースだといえます。
スプール保護能力
3段階で表現するなら一番下の低です。
防護面ではハードタイプのダイワスプールケースHDや、セミハードタイプのスプールケースSPには劣ってしまいます。
スプールが物に干渉することによる傷は防ぐことができますが、ハードタイプのように突起物や重たい荷物ののし掛かりには弱いです。
ただ、バッカンやバッグ内をそこまで混沌とした状態にしなければ、このスプールケースの防護能力でほとんどカバーできるのも事実です。
ルアーケースの衝突などには普通に耐えてくれるので、わざわざスプールケースを荷物の一番下に入れるようなことさえしなければ、防護面で気になる点はありません。
予測不能な万が一、には対応できないかもしれないので、単価の高いスプールは念のためハードタイプの方が良いでしょう。
適合 Sサイズ
メーカーの表記によると、
スピニングリール 1000~4000となっています。
実際に手持ちのスプールで合わせてみましょう。
シマノ 4000
左が旧4000、右がロングストロークです。
旧4000もロングストロークもぴっちりといった感じです。
余分なスペースはほぼなく、これがメーカー表記通り上限でしょう。
メーカー使用例のような横向きに入れることはできず、縦入れ専用といった感じです。
ダイワ LT4000
こちらも縦入れであれば入ります。
高さ的にはほぼ上限です。
シマノ C3000
左旧C3000、右はロングストロークです。
このサイズから横入れができるようになりました。
横入れでジャスト、縦入れだとややスペースに余裕のある感じです。
ダイワ LT3000 LB3000
左LT3000、右がLB3000です。
こちらも横入れでジャストといった感じです。
ダイワ LT5000
一応、縦入れだとLT5000も入りました。
こちらがダイワの上限になりそうです。
シマノC5000も入るには入りますが、高さがありやや上部がはみ出るかなといった感じです。
シマノ4000は上限ですが、かなりぴっちりなので取り出しはややスムーズではありません。
ダイワならメーカー適合に入れてないサイズだと思うので、やや余裕はありませんw
上限はダイワLT5000ですがぴっちりです。
余裕がないので旧C5000はMサイズの方が良いかもしれません。
適合 Mサイズ
お次はMサイズの適合です。
メーカー表記は
スピニングリール C5000~8000
Mサイズにして8000番が対象に入っています。
シマノ 8000
横向きでぴったりな感じです。
このサイズがほぼ上限なのでしょう。
ちょうど良い感じです。
ダイワ 旧3500 旧4000
どちらも横向きでかなり余裕のある感じです。
かといってSでは厳しいので、この番手は必然的にMサイズになります。
ダイワ LT5000 シマノ C5000
左LT5000はかなりスペースに余裕があります。こちらはSサイズと迷うところです。
やや太い旧C5000はこのMサイズでほどよい感じです。
ロングストロークだとまた変わってくるかもしれません。
シマノ 投げ中型 遠投カゴ中型
シマノの遠投カゴ中型ブルズアイ5050のスプールです。
今はラインナップから消えた投げ中型も同じサイズです。
やや向きは変わるものの、入るには入ります。
ただ、はみ出る部分も多いので一番手上のLでも良いかもしれません。
ダイワ 投げ中型
ダイワの投げ中型スプールです。
遠投カゴの中型も同じサイズです。
こちらはMサイズで丁度よい感じです。
Mサイズは汎用性は高めです。
実質、シマノ4000やダイワLT4000からシマノ8000番クラスまで網羅しているといえます。
適合 Lサイズ
最後にLサイズです。
メーカーの表記で
スピニングリール 10000~20000
シマノ 10000
20000番まで網羅していることもあり、10000だとかなり余裕です。
ただ、スペース的には悪くない感じです。
シマノ 8000
こちらもかなり余裕がありますが、これはこれでありかもしれませんw
余裕をもたせたい場合はLでもよいでしょう。
シマノ 遠投カゴ・投げ中型
Mでキツかったこちらも、Lサイズなら余裕があってよい感じです。
よって、シマノ遠投カゴ投げ中型はLサイズ、ダイワ遠投カゴ投げ中型はMサイズがベストでしょう。
スプールケースとしては最大サイズです。
スペースに余裕をもたせたい人はシマノ8000番、ダイワ旧4500、新8000から選択肢に入れてもよいでしょう。
総評
シンプルなソフトタイプのスプールケースです。
防護面ではハードタイプやセミハードには劣りますが、余程無茶な収納をしなければ、スプールを防護する能力としては十分だといえます。
突起物の貫通や重たい荷物ののし掛かりなどはかなりレアなケースで、荷物が整理されていれば事前に防げるため、必ずしもケースの保護能力に頼る必要もないでしょう。
3サイズ展開でスプールサイズにあったケースを選べるため、バッグやバッカンを圧迫せず収納効率にも優れています。
スペースを無駄にしない、という意味ではかなり優れたスペースケースです。
シンプルな構造故に価格も比較的リーズナブルなので、絶対に傷付けたくないスプールでもなければこちらで十分だといえます。
オススメ度は高いスプールケースです。