ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレ レビューをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

冨士灯器 ZX-700 BK インプレ

冨士灯器のライトブランド、ZEXUSのヘッドライトです。
このZX-700は当時のハイエンドモデルで、400ルーメンが魅力的でした。
購入後、2年ほどメインのヘッドライト、途中からネックライトとして使用していました。

ZEXUS ZX-700

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定価 9400円

実売価格は7000円台だったと記憶してます。

新製品として発売された直後に購入しました。
当時は釣り業界にジェントスが進出しておらず、ヘッドライトといえばZEXUSの独壇場でした。

ホームセンターなどで用意に手に入るジェントスを愛用している人もいるにはいましたが、仕入れルートの関係上釣具店ではほぼ扱われておらず、釣具店で扱われている高性能ヘッドライトはZEXUS一択でした。

ZX-700シリーズは当時のZEXUSヘッドライトのハイエンドモデルで、明るさをブーストできるZX-700と、距離センサー仕様のZX-710の2展開がありました。

距離センサーのメリットが今一ピンとこなかったので、無難に明るさ重視でZX-700を選択しました。

仕様

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明るさ
最大400ルーメンの明るさです。
ただし、ブーストモードでの使用は10秒くらいで自動的に解除されるので、最高出力での使用はほぼできませんw

今でこそルーメンのインフレが進んでいて、400ルーメンという明るさに全くの特別感を感じませんが、かつてはかなり魅力的な明るさでした。
闇夜のポイント巡りや、暗闇の中のランディングなどでは重宝する明るさです。

ただし、ブーストモードを多用していると電池の減りが早く、すぐに微妙な明るさになってしまいます。
電池交換するほどではないが、このヘッドライトに期待する明るさには程遠い、文字通り微妙な明るさですw

この「微妙な明るさ」の状態はかなりしぶとく、ここからはなかなか電池が消耗せず、思いきって電池交換すべきか悩まされることになりますw
この状態でのブーストモードは2~3秒で強制終了となります。

バックライト

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後頭部、背中側にこちらの位置を知らせるバックライトがあります。
赤、緑、青の三色の切り替えが可能ですw
ウェーディングなどの水中に入る人用の機能でしょうか。
筆者は使わない機能なので、むしろ余計な機能と言えなくもありません。

というのも、バックライトのスイッチが後ろにあるため、誤作動でスイッチが入ってしまうとこがよくあります。
メインライトの誤作動は発見しやすいですが、バックライトは周囲が明るい状況では分かりづらく、電池を無駄に消耗する原因になりやすいです。

夜、ライトをつけようとして電池が切れていたことが良くあるので、バックライトを使わない人にとってはリスクでしかありませんでした。

赤色LED
夜にルアーチェンジをする時に使うライトです。
特にシーバスやアオリイカはライトに敏感なイメージがあるため、ルアーチェンジの際にはこの赤色LEDが重宝します。

防水性
パッキンによるシーリングがメインです。
雨の中でも使用していましたが内部に浸水した形跡はありません。

防水性に関しては特に問題ないといった感じです。

自重

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電池込みで270gです。
電池を含めるとまずまずの重さです。
単3電池4本なのが地味に響いてきますw
筆者は途中からネックライトとして使用していました。

電池
電池は単3電池を4本使用します。
電池の入手は容易なので、いざと言うときは簡単に交換できます。

ただし、充電池は使用不可とのことです。
この辺りはかなり要望があったみたいで、後々の追加ロット分は充電池が使えるようになったみたいです。

耐久力

ライトでよくある回路のトラブルはありませんでした。
ただし、電池ボックスのフタ部分の樹脂が折れてしまいました。

何とか補強して使用しましたが、別の部分も破損したためお役御免となりました。

ライトそのものはまだ使えますが、電池ボックスの蓋の強度面に問題があった感じです。

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蓋側と本体側、どちらも折れてしまいました。

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電池ボックスのバネの力をこの小さなプラスチックの突起では耐えきれなかったのでしょう。

メイン使用で2年くらいの寿命となりました。

総評

良いヘッドライトですが、色々惜しいアイテムでした。
明るさも魅力ですが時間制限付きだったりと、今から思うと微妙な点も多くあります。
初期ロット分が充電池使用不可だった点も、後々ジェントスとの差になった部分かもしれません。

発売当時はあまり競合のライトがなく400ルーメンが光っていました。
ジェントスのヘッドウォーズも300ルーメンだったので、7000円台でも手が伸びるだけの魅力がありました。
今はルーメンのインフレが進んでゼクサスのハイエンドで1200ルーメンとかありますw
400ルーメン相当だと、低価格帯でも手に入るものもあるので、今となればコストパフォーマンスは悪いヘッドライトになってしまいました。
中国ブランドのものなら12000ルーメンとかでも2000円台であるので、もうインフレが進みすぎて逆によくわからない状態ですw
明るさが全てではありませんが、結果的に長持ちしたとは言えなかったため、7000円台という価格から考えるとコスパは微妙だった、という結論です。


現在は廃盤?になっており、800ルーメンになったZX-S700にモデルチェンジしております。