ショア、オフショア問わず現地でスプリットリングの開閉をメインに使用しているプライヤーです。
4年か5年くらい使っていましたが釣り場で紛失。
リピート購入するくらいには気に入っているプライヤーです。
シマノ アドバンスドプライヤー RH TYPE-F CT-541P
定価 2950円
実売の価格もそれに近い値段です。
大体、2500~3000円くらいします。
見た目がカッコいいプライヤーです。
黒色の方を5年ほど愛用していましたが、去年の秋にサーフで置き去りにしてしまい紛失。
使いやすかったため、青色の方をリピートで買い直しましたが、紛失の2ヶ月後に同じサーフで無事に再開できましたw
錆が酷いですが、これは置き去りの前からこの状態なので、ほぼ変化することなく野晒しの状態で耐えてくれたみたいですw
仕様
リングオープナー
スプリットリングの交換がメインで使っているため、筆者が最も重視しているのがこの部分です。
メーカー表記では#1から#5対応となっていますが、ほぼその通りの使用感です。
ヘビー仕様の強力なバネのスプリットリングでなければ、#6を開けるのにも使えます。
#1~#2の小さなスプリットリングを開けるのも、このリングオープナーの特徴です。
先端が尖っているため、小さなスプリットリングの間にも挟み込みやすく、開閉させることができます。
先端が丸くなっているプライヤーだと、小さな番手のリングは開けないので、この許容範囲の広さが愛用している理由です。
とはいえ、小型番手に関してはそれ専用のプライヤーを用意した方が使い勝手がいいのは事実です。
現地で使う分には守備範囲の広さから一本で大体のリングをカバーできる汎用性があります。
ラインカッター
ギザギザになっていてPE対応のラインカッターがついています。
新品状態ではなんでもスパスパ切断できますが、鈍ってくるとPEの切断は厳しくなってきます。
まあ、その辺りはほとんどのプライヤーが同じだと思いますw
手入れをサボるとすぐにダメになります。
PE切断がダメになっても、リーダーの切断には使えるのでなんだかんだで重宝します。
ルアーチューナー
2箇所ある窪みにルアーのラインアイを挟んで曲げることで、ラインアイの角度の調整ができます。
それほど出番はありませんが、ラインアイが変形して動きの悪くなったルアーをその場で修正できるため、知っておくと便利な機能です。
使用感
握りやすいグリップで使い易いプライヤーです。
バネも程よい感じなのでリング交換はスムーズに行えます。
ただし、掴む力はそれほど強くないので、フィッシュグリップの代わりに魚の口を掴む使い方は微妙です。
リングオープナーがあるので、どうしても掴むプライヤーとしては微妙ですw
魚の口にかかったルアーを外す用途も、プライヤーが短めなのでそれほど使いやすくはありません。
対象魚のサイズにもよりますが、もう少し長めで大きめのプライヤーの方がフックを外すには適しています。
また、遊漁船のオフショアキャスティングなどで、フックを潰してバーブレスにしないといけないタイミングでの使用も微妙です。
挟める部分の面積が狭いため、大型フックの返しを潰すのには苦労します。
ルアーではあまりありませんが、エサ釣りなどでガン玉を潰したりするのも苦手です。
いかんせん、面積が狭いので挟み込むのが苦手なプライヤーです。
耐久力
錆に強いステンレス、更に錆に強いフッ素コートとパッケージに書いてありますw
いかにも錆に強そうな防錆仕様ですが、使っていると普通に錆びてきますw
釣行毎に水洗いを続けていましたが、錆が出てきました。
洗うのを辞めると錆が進行していき、バネは紛失してしまいました。
そのため、釣行毎に洗えば錆の進行を抑えることはできそうですが、完全に止めることは無理な感じです。
一度錆が出るとそこからじわじわと侵食していくため、パッケージに書かれてあるような錆に強い、というイメージで使うと期待外れになると思います。
新品で買った青い方も既に錆が出てしまいました・・・
長く使う目的での購入はあまりオススメできません。
錆ないプライヤーがお目当ての場合は、アルミニウムのプライヤーの方が良いでしょう。
総評
ショアでもオフショアでも一本あると万能に使えて重宝するプライヤーです。
スプリットリングの外し易さはプライヤーの中では群を抜いています。
唯一のネックが錆に弱いことで、綺麗な状態では長く付き合えないプライヤーですw
ただ、そこに目を瞑っても、使いやすいことは間違いないので、スプリットリング交換メインのプライヤーを探している人にはオススメです。