8本拠り0.4号として愛用していたよつあみのロンフォート リアルデシテックスWX8の後釜として購入しました。
0.4号240mでほぼ10,000円のかなりお高いPEです。
それでも、当時はロンフォートの210mよりも安い価格のラインでした。
SUNLINE ソルティメイト PEエギULT HS8
筆者の使用歴は
0.4号 イカメタル
0.4号 ティップラン
0.4号 バチコンアジング
のみとなります。
0.4号 240mで1万円オーバー。
PEラインとしてはかなり高価な部類になります。
ロンフォートリアルデシテックスから乗り換えた最大の理由は、価格面の問題です。
つまり、リアルデシテックスはPEエギULTHS8よりも更に高いラインでしたw
ロンフォートは0.4号 210mで13,000円~14,000円くらいしていましたw
240m巻きのPEエギULTはロンフォートより30mも長くで値段も安い、というお買い得なラインだった訳です。
ぱっと見はどちらも高すぎて一緒なんですが、10,000円と13,000円ではかなり印象が変わりますw
今では値下げにより、リアルデシテックスは0.4号210mで5,000円台に落ち着いています。
相対的に、このPEエギULTHS8は0.4号としては最高級のラインに押し上げられましたw
性質
素材
原糸はイザナスですがグレードは不明です。
サンライン内での序列は一番上のULT-PE-(アルティメットPE)なるグレードのラインです。
感触
ツルツル、さらさらしたラインです。
SSP(スムースサーフェイス加工)なるコーティングが施されているので、新品時の表面はかなりツルツルしています。
いかなるコーティングかは不明ですが、持続力があるのか長く使っていても表面はずっとツルツルしています。
それにより、ガイド抜け、スプール放出性は良いと感じます。
ハリに関してはロンフォートに近く結構あります。
太さ
よつあみのロンフォートやボーンラッシュとほぼ同等の太さです。
上、ボーンラッシュWX8
真ん中、PEエギULTHS8
下、ロンフォートリアルデシテックスWX8
サンラインのPEはよつあみと比較すると若干太いイメージがありますが、このPEエギULTHS8に関しては、信頼できる太さだといえます。
カラー
ホワイト、ピンク、ライトグリーンの3色カラーです。
5メートル毎にマーキングが施されています。
ショアからだと気にならない配色ですが、筆者はティップランやイカメタル、バチコンアジングなどのオフショアからの使用のため、ロンフォートと同じく3色カラーは使いにくいというのが本音です。
30m毎でカラーが一周するため、レンジの把握には正直適していません。
カラーは着底のタイミングの大まかな把握に徹すれば、マーキングでラインの動きを把握できるので使いにくいラインではありません。
オフショアで使う場合はカラーよりマーキングでカウントをとった方が使いやすいです。
強度
単純な引っ張り強度だと、ロンフォートと同じく0.4号としては最強クラスだと感じます。
オフショアで根掛かりした場合でも、ラインブレイカーやタオルなどを使わないと簡単には切断してくれません。
0.4号で想定しているターゲット相手であれば、強度の面が不満になることはまずないでしょう。
ここはさすがに値段に見合った性能だといえます。
耐久力
キャストを介さない、オフショアでの使用のみですが、表面加工の恩恵か毛羽立ちが表れにくいラインです。
ただし、ロンフォートと同じく、根掛かりラインブレイクで徐々に短くなるので、ライン表面にダメージが現れる前にリセットされているだけの可能性は拭えませんw
根掛かりで生き残りにくい、という意味での耐久力が低いのは、このラインに限らず0.4号の宿命だと感じます。
オフショアでは根掛かりで一度に大量のラインを失うことになるので、長持ちはしないラインです。
ライン放出性
ショアからのキャストでは使用していませんので、オフショアでの使用感になります。
ラインの放出性に関しては、ロンフォートやボーンラッシュよりも若干高いと感じます。
基本的にはロンフォートやボーンラッシュと同じくやや硬めのラインで、螺旋形状を保ったままスプールから放出されるイメージです。
この辺りは筆者の使用した0.4号全てに共通していますw
ただし、表面加工の恩恵か、ラインがぱらぱらとバラけやすいと感じます。
ただし、誤差の範囲なので結局はロンフォートと大差がありません。
扱いやすさ
オフショア限定なので、ライントラブルなどはほぼ皆無でした。
ハリがあるのでエアノットなどは発生しにくく、オマツリなどのライントラブルになった場合もほどきやすいといえます。
総評
数値化しない独自項目での総評です。
強度
ロンフォートと同じく0.4号としては上限に近い強度です。
根掛かり回収率は低いですが、ラインがなかなか切れてくれなくて苦戦するだけの強度はあります。
0.4号で想定するターゲットは網羅さているといえます。
飛距離
ショアでは使用していないので、ここは保留です。
オフショアでのライン放出性は高く、ロンフォートよりもルアーや仕掛けを速く沈めることに、若干ですが適しています。
まあ、誤差の範囲ですw
耐久力
毛羽立ちや劣化などには一見強いですが、根掛かり回収率が低く、切れる時は本線が切れて高切れになりやすいので、総合的に見ると耐久力は高いとは言えません。
根回りを攻める釣りやシチュエーションで使う場合は正直躊躇いますし、オススメはできませんw
値段
現在、0.4号8本撚りのラインとしては最高級のラインです。
かつてこのラインより高価だったロンフォートが、半額以下になったため、結果的に最高級に繰り上げされることになりましたw
値下げされたロンフォートと比較すると、あえてこのラインを選ぶメリットは少なくなったと感じます。
相対的にコストパフォーマンスは悪くなりました。
カラー
筆者はオフショアでの使用がメインのため、正直3色カラーは使いにくい配色です。
マーキングがあることが救いだといえますw
扱いやすさ
ロンフォートやボーンラッシュと同じく、ハリがあるので扱いやすいラインです。
実際にトラブルに至るかどうかは置いておいても、オマツリ時にはふわふわラインよりもほどきやすくなっています。
性能だけを見るとかなり良いラインです。
0.4号、8本撚りとしては最高級のラインだといえます。
ただし、同じく最高級のラインだったロンフォートが半額以下に値下げされたことを考えると、微妙な立ち位置のラインだといえますw
そして、このラインとロンフォートの存在を脅かすのが、値下げされたロンフォートよりも更に安く、そこそこ性能も高いボーンラッシュWX8でしょうw
どれだけ性能が高くても根掛かり回収率が低いため(ここが改善されるということは0.6号以上の強度に至る必要がありますw)、コストパフォーマンスを考えるとロンフォートやボーンラッシュには及ばないといった感じです。
結果、根掛かりで大量のラインを失うオフショアでは微妙なので、ショアでの使用に限れば高い性能を発揮できると思います。
元々ショアエギング用のラインなので、その使い方が結局ベストなのでしょう。