ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

リブレ クランク 110 インプレ

タイラバ用の15オシアコンクエスト201PGに装着しているカスタムハンドルです。

タイラバの遊漁船では圧倒的に使用率の高いカスタムハンドルですw
オシアコンクエストやカルカッタコンクエストには、かなり高い確率で装着されていますw


LIVRE クランク 110

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定価 18,200円(税抜き)

遊漁船で金色のベイトリールを持っている人がいれば、大抵このハンドルが装着されていますw

かつては、シマノにオーバーホールを出す時には、社外品となるクランク110は外さないといけませんでしたが、最近は装着したままでも受け付けてくれるようになりましたw
スピニングと違ってハンドルの付け替えが面倒なので、オーバーホールがネックになっていましたが、今はその問題は解消されています。
ただし、オーバーホールに伴ってついた社外品のキズや故障には、シマノは責任を負わない、との条件付きですがw

仕様

ダブルハンドル
ダブルハンドルとなります。

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ベイトリールではジギング用のシングルのパワーハンドルを除けば、大抵はダブルハンドルか片方がウエイトのバランスハンドルなので、今更、ダブルハンドルについては語る必要がないかもしれません。

メリットは、等速巻きがしやすい、ということです。
シングルハンドルではハンドルを下ろすスピードと、上げるスピードが変わってしまいがちです。

それがダブルハンドルだと、下ろす時に反対側が上がるので、一回転をほぼ同じスピードで巻くことができます。

自重
49g台です。
自重は装着するリールタイプによって変わるので、約50gのハンドルとなります。

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そのため、決して軽くはないハンドルになります。
オフショアでの使用の場合はそれほど大きな問題にはなりませんが、軽量・高感度をコンセプトとするタックルを組んでいる場合は注意が必要です。

素材
プレートは超々ジュラルミン、ノブはチタンノブのフォルテシモノブです。

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フォルテシモノブは摘まむタイプのノブになります。
感度面や等速巻きには適しています。

力が入りやすい訳ではないので、気がけつけば早巻きになっている、といったことが起こりにくいです。
ノブの形状としてはタイラバに向いていると感じます。

ただし、パワーファイトは握るタイプのラウンドノブや卵型ノブ、T字ノブには劣ります。
真鯛相手には困りませんが、青物やサメといった想定外の大物がかかると、ノブを摘まんでのファイトはちょっとしんどいです。

メリット

なぜ、タイラバであえてこのクランク110を装着している人が多いのか。

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単なるドレスアップの意味も、確かにありますが、これにはしっかりとした理由があります。

それは、
ハンドルが長い方がゆっくりと巻けるからです。

ハンドル長と距離の問題
オシアコンクエスト201PGのハンドル1回転で60センチの巻き上げ量です。
これは基本的には揺るがない数値です。
厳密に言えば、スプールの糸巻き量で1回転辺りの巻き上げ量が変わりますが、それはスプールの問題であって、ハンドル1回転という動作が速くなった訳ではありません。

短いハンドルでも長いハンドルでも、1回転は等しく60センチの巻き上げです。

では、なぜ長い方がゆっくりと巻くのに適しているのか。
それは、長いハンドルの方が、ノブが一週する距離が長いからです。

コンパスで例えると分かりやすいと思います。
限界まで開いたコンパスで描いた円は、大きな円になるため、それだけ鉛筆を消耗します。
しかし、1センチくらいしか開かなければ、円は小さくなり、鉛筆もほとんど消耗しないでしょう。

それが、ハンドル長の違いによる距離の違いです。

ハンドル長と時間の問題
次に、なぜハンドルが長いと時間をかけて巻くことができるのか、です。

リールくらいのハンドル長の違いでは、わかりにくいかもしれません。
なので、ここは極端な例で説明したいと思います。

ハンドル長10メートルの超ロングハンドルをオシアコンクエスト201PGに装着したとします。
さすがに通常の向きでは回せないので、ハンドル面を上に向けて横に回転させるとしますw

当然、10メートルもの超ロングハンドルを腕だけで回すのは不可能なので、10メートル先のノブを掴んで、走ってリールを一週して回すことになると思います。

10メートルのロングハンドルということは、ノブを掴んで走る距離は約62メートルです。
全力で走っても6~8秒はかかるでしょう。

仮に8秒かかってハンドルを1回転させたとしましょう。
しかし、全力で走ったにも関わらず、1回転しかしていないので、巻き上げ量は結局60センチです。

逆にいうと、ハンドル1回転を8秒という超デッドスローで巻けたというわけですw

もっとぶっ飛んだ例を出すなら、東京から北海道までのウルトラスーパーロングハンドルを、数ヶ月かけて一週させたとしても、結局巻けるのは60センチと言うわけです。

つまり、オシアコンクエストの標準のハンドル長48mmのハンドルよりも、リブレのクランク110のハンドル長55mmの方が、1回転に時間をかけて、スローに巻くことができるから、というのが圧倒的にシェアされている理由だと思います。

今ではクランク120というハンドル長60mmのものも出てきて、そちらも人気が出ています。
当然、ハンドル長60mmの方が、ゆっくりと巻くには適しています。
ただし、ノブの形状が違うので、それがどう作用するのかは、わかりません。
握るタイプのノブになるので、等即巻きだけで見ればクランク110に分がありそうです。
ファイトまで考えれば、クランク120の方が良いでしょう。


もうひとつ、ハンドルが長い方が巻き上げのパワーが上がる、という利点もありますが、タイラバではスローに巻けるという利点の方が優先されていると思います。
これは単純にてこの原理によるものです。

使用感

ただただ、スローに巻きやすいハンドルです。
スローに巻くという行為は、筆者にとってはかなりストレスの溜まる作業ですw
ただゆっくりと巻くだけではなく、そのスピードのむらを無くし、同じ速度で巻かなければならない、という条件も加わるので、ただ巻きなのに神経を使う作業になります。

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その作業を少しでも楽にするために、PGのギア比に、ロングダブルハンドルのクランク110という組み合わせです。

等即巻きに関しては完璧なハンドルです。
ただし、引きの強い相手に対しては、摘まむノブなので単純にファイトがしんどいです。
同じタックルでジグをしゃくる場合なども、正直、しゃくりにくいハンドルです。

そのためターゲット、操作、どちらもライト寄りな釣種に適したハンドルです。

欠点

値段が高いこと。
これはもう一番大きなハードルであり欠点ですw

消費税を入れたら2万円を越えますw

中堅クラスのロッドやリールが買えてしまう値段なので、ハンドルにここまでのお金を出すのか、というのは正直なところです。

そのため、装着するリールもフラッグシップ級でなければ、割りに合わないかもしれませんw

総評

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摘まむタイプのノブ、55mmのハンドル長、ダブルハンドルという3つの理由から、スローに巻くのに適しています。

PGモデルのベイトリールに、このハンドルを装着すれば、スローに巻くのが苦にならない、タイラバに適したリールが出来上がります。

逆に青物などのヘビーなターゲットや、100g以上のメタルジグを扱う場合などは、摘まむタイプのノブ形状が災いし、指に負荷のかかる使用感となりますw
そういう使い方を想定する場合は、握るタイプのノブのクランク120が良いでしょう。

そのため、圧倒的にタイラバに向いたハンドルです。
他の釣種でももちろん活躍やメリットはありますが、タイラバほど、その恩恵を受けられる釣りは無いと思いますw