ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレ レビューをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

アムズデザイン ima サスケ 120 裂波 インプレ

ルアーインプレの第一弾は、フラットフィッシュもといサーフ五目のショアキャスティングで使用している裂波120です。

魚への反応が非常によく、ただ巻きだけで使えてよく釣れるルアーです。

sasuke 120 裂波

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タイプ フローティングミノー
全長 120mm
重量 16g
レンジ 70~90cm

リップレスミノーで連想すればこのルアーが出てくる人は多いと思います。
3本フックのリップレスミノーのど定番ルアーです。
ある意味、筆者のような雑魚がインプレするのは畏れ多いルアーですw

サーフや磯、広い河川などでよく使われているルアーですが、筆者はもっぱらサーフでの使用となります。

飛距離

まずまず飛びます。
筆者のキャストだと最大でも50mくらいだと思います。
昔はよく飛ぶミノーだったみたいですが、今となっては普通のリップレスミノーの飛距離といった感じです。

決して飛ばないわけではなく、メインサーフのブレイクの向こうに着水できるので、丁度良い絶妙な飛距離です。

タングステンボールによる重心移動システムが搭載されています。

フックサイズ

標準フックはST-46 #6ですが、筆者はがまかつ SP-MH #5に変えています。
重量を上げ浮力を落としレンジを下げつつ、フックサイズアップで大物対策にもなります。

3フック全て#5にすれば、レンジは体感で1メートル前後になっていると思います。

防錆対策でがまかつにしてますが、ST-46 #5でもよい感じです。
そこはお好みで・・・

フックサイズのアップは青物にも対応できるようになるので、かなりオススメのチューニングです。
アクションへの影響もほとんど感じません。

なので、フックチューンの是非は若干下がるレンジをどう捉えるか次第です。

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レンジ

パッケージの通り90メートル付近、フックサイズアップで1メートルくらいです。
フックサイズを上げても10センチくらい下がったかな、という体感です。

こちらのサーフは基本急深サーフなので、普通に使えば裂波ではレンジがかなり上になってしまいます。

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なので、主に急深サーフのシャローエリアでの使用がメインとなっています。
急深サーフのシャロー・・・意味不明な状態ですが、急深サーフにも浅くなっているエリアがあります。

遊泳禁止で波も崩れないためサーフィンが成立しないサーフが急深サーフです。
その急深サーフの切れ目の浅くなっているエリアがシャローエリアです。
サーフに隣接する磯やテトラ、波止の際が大体シャローエリアになっています。
そこだと裂波のレンジが丁度良い感じになります。

また、そういったシャローエリアにはシモリが点在していることが多く、底を引くと根掛かりが連発するので、このルアーだと根掛かりを回避することができます。


このルアーのレンジは1メートル前後、それは変わらないので、後は使うフィールドの水深でレンジが変わります。

そのため、レンジのあった高活性の魚を狙う、というのがこのルアーの役割になっています。
レンジさえ合えば小さな魚でも襲ってきます。

外道の襲撃にもよくあいますw
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アクション

強いウォブンロールで釣れると思わせるアクションです。
基本はただ巻きでスロー、ミディアム、ファーストと、どの速度で巻いてもその時の活性と速度にあった魚が食ってきます。
着水後は表層、手前に向かってどんどん浅くなっていくため中層、最終はボトム付近を泳ぐことになります。
結果的に全層にアピールできている?のか、急深サーフでは一番活性の高い魚から襲ってきます。
そのため、ターゲットを絞りにくいという弱点もあります。

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速巻きだとかなりブリブリと泳ぎますw
でも、破綻せずしっかりとアクションしてくれるので、青物にも有効です。

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朝でも夕でもマズメ時のローライトの時に反応が良いので、筆者はいつも朝マズメの先発に起用しています。
恐らく、マズメ時は魚のレンジの射程がかなり広くなっているので、多少のズレは魚の方で補ってくれているのだと思います。

急深サーフで使うと、手前の浅いエリアに差し掛かったタイミングでのバイトが多いので、最後まで気を緩めることができないルアーです。

重心移動システムがマグネットではなく、ただのタングステンボールなので、重心を固定できるルアーに比べると、泳ぎだしで水を噛むまで若干のロスがあります。
その動くウエイトが逆に、流れや波の影響で重心が変わるのか、勝手にバランスが崩れてアピールしてくれます。

明らかにルアーに対して小さなサイズの魚もアタックしてくるので、高いアピール力と、魚に食える!と思わせる何かがあるみたいですw

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塗装

このルアー唯一の弱点は塗装がかなり弱いことです。
フックサークルができると、両サイドがペリペリとめくれてきます。
決して安いルアーではないので、剥がれてくると結構ショックですw

オススメカラーはコットンキャンディーですが、
似たようなカラーでシャイニングジュエルという限定カラーがあり、こちらの方が塗装が若干強い気がしますw

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ベリーにラメを散りばめる関係か、塗装かコーティングがちょっと違うのかもしれません。

総評

正直、あまりメインフィールドとはマッチしていないルアーですw
しかし、何でも狙いの五目ルアーとしての性能が高く、魚影や活性がなんとなくわかるため、好んで愛用しています。
3本フックでキャッチ率が高いのも利点です。

磯でも人気のルアーなので、機会があればそちらでも使用してみたいと思います。

今後も愛用していくことになるルアーなので、新たな発見があれば加筆していきたいと思います。