ルアりずむ

主にソルトウォーターのルアー釣りを嗜んでいます。タックルやルアーのインプレをメインで綴っていきたいと思います。ちなみにボウズが多いので、そのレベルだとお察しの上、参考にしてくだされば幸いです。

シマノ 13 セフィアBB C3000HGSDH インプレ

エギング、もとよりルアーフィッシングを本格的に再始動しようと思い最初に購入したのが13セフィアBBです。

手持ちのダイワ2500番では型が古いので、こちらのリールを購入しました。
12ヴァンキッシュを購入するまでの間はメインで、購入後はサブでの使用です。
気に入っていたので同じものを追加購入し2台体制をとっていました。

既に2台とも手放していて、写真もほとんど残っていませんが、リールインプレの練習がてら、綴っていきたいと思いますw

13セフィアBBC3000HGSDH

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ギア比 6.0
実用ドラグ力 (kg)3.5
最大ドラグ力 (kg)9.0
自重 (g)255
最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) 88
ハンドル長 (mm)45
ベアリング数 S A-RB/ローラー 5/1

シマノのエギング専用リールという位置付けです。
エギングならセフィアBB、シーバスならエクスセンスBBといったように、釣種に応じたBBシリーズのリールを展開しています。

BBシリーズはアルテグラというリールがベースになっていて(17年以降は17アルテグラベース、12年~16年は12アルテグラベース)、全てのBBシリーズのリールはアルテグラの完全上位互換リールとなっています。

今回取り上げる13セフィアBBは、12アルテグラベースの上位互換リールということになります。

エギング専用リールとしての要素

アルテグラから派生してエギング専用を名乗っていますが、どの部分が具体的にエギング専用仕様なのか紐解いていきたいと思います。

ダブルハンドル
同じシリーズからシングルハンドルも出ているので、理由としては弱いですが、ラインナップにダブルハンドルモデルがあることがまずひとつ目の差別化です。

正直、ダブルハンドルは汎用リールのラインナップにも存在しているので、これだけではエギング専用とはとても言いがたいですが
アオリイカの釣果が不調でエギングが下火になった時期がありましたが、その頃の汎用リールのラインナップからはダブルハンドルモデルが消える傾向にありました。

やはり、スピニングリールのダブルハンドルの需要はエギングで最も多いみたいです。

ラピットファイアドラグ
ドラグピッチが緩くなっていて、ノーマルのドラグよりも少ない回転数でドラグを調整できるようになっています。

投げリールなどにあるハイスピードドラグなどに比べると、結構回さないといけません。
体感ではノーマルドラグの3/4くらい回さないといけないので、それほど調整が速くできるイメージはありませんでした。

このドラグノブが12アルテグラにはない仕様です。

アルテグラとの相違点

ワンピースベール
このワンピースベールの有無が、アルテグラとの決定的な差であり、BBシリーズが完全上位互換である所以です。

ワンピースベールとは、ベールとラインローラーが一体型になっており、段差がないタイプのものです。

段差があると何が困るのかというと、その段差にラインが引っ掛かってしまうという問題があります。

PEでも1号くらいあれば大丈夫ですが、0.6号以下だとラインが挟まってしまう程の隙間があります。
ラインへのダメージはもちろん、最悪ラインブレイクのリスクを伴います。

ライトラインを使う釣種ではかなり致命的な問題です。

ダイワでは15レブロス以上で採用されていますが、シマノリールはBBシリーズ以上のリールでしか搭載されていません。

この点が、アルテグラとBBシリーズを隔てる決定的な壁となっています。

17セフィアBBとの違い

折角なので、13セフィアBBの仕様を、17セフィアBBと比較して解説します。

マグナムライトローター
唯一、13セフィアBBが17セフィアBBよりも優れている仕様です。
原則、ニューモデルの方が最新技術が投入されて良くなっていることが多いんですが、
技術は日々上昇を続けているんですが、経済の都合上、製造コストも日々上昇しているという悲しい現実がありますw
価格帯が決まっている以上、上がったコストはどこかで削る必要があります・・・
故に、ニューモデルが必ずしも前のものより良くなっているとは言い切れないのが真実です。

リールはまだ技術の進歩でカバーできますが、ロッドはガイドのコストが明らかに上がっているので、良く見極める必要があります・・・


話がズレましたが、マグナムライトローターとはCI4+で出来たカーボン系樹脂のローターです。
17セフィアBBのローターは普通の樹脂ローターですので、その点が大きく異なります。
マグナムライトローターは、かつてはシマノ最軽量ローターを名乗っていた軽量ローターです。

マグナムライトローターを搭載した13セフィアBBは、ヴァンキッシュの系譜を継ぐクイックレスポンスシリーズに分類されますが、
17セフィアBBにはそれに関する文言がありません。
恐らくクイックレスポンスシリーズからは外されたと思います。

唯一、このローター部分のみが、17セフィアBBに対して優れていると感じる部分です。

ただし、これはあくまで素材上の話ですので、実際に巻けばどちらが良いかはまた別の話ですw

ギア
ここは17セフィアBBより劣る部分です。
17セフィアではHAGNEギアを呼称する超々ジュラルミンのギアですが、13セフィアは亜鉛ダイキャストとなります。

シマノは現在、セドナまで超々ジュラルミンで統一しており、ギアに関しては廉価モデルでもかなり信頼度が高くなっています。

こちらはHAGNEギア搭載前のモデルですので、ギアに関しては17セフィアの方が優れています。

とはいえ、亜鉛ギアでも欠けるようなことは別になかったので、素材が良くなったくらいの認識でいいかもしれません。
実際、メーカーにオーバーホールを出せば、超々ジュラルミンでもホイホイ交換されて帰ってきますw

防水性能
13セフィアは注油式ですが、17セフィアはコアプロテクト搭載で逆転ストッパーも注油口も廃止され防水性が上がっています。

逆転ストッパーを使わない人にとってはストッパー廃止はありがたい仕様変更です。
ダイワリールも上位モデルからストッパーの廃止が始まっています。

肝心のコアプロテクトですが、体感ではダイワのマグシールドよりは劣りますが、ショアでの使用では十分な防水性が確保できていると感じます。
オフショアに持ち込んだ15ツインパワーがゴリゴリになったので、波飛沫を長時間浴びる状況での防水性は無さそうです。
それでも、浸水の確率は大幅に減っていると感じるので、コアプロテクトの恩恵は大きいと感じます。
事実、13セフィアの一台は潮噛みしてしまっています。

コアプロテクトのラインローラーは正直微妙です・・・
というのも、ラインローラーのベアリングは劣化しやすくジャリジャリになってしまいます。
非コアプロテクトのラインローラーは簡単に交換ができますが、コアプロテクト仕様の場合はネジが特殊なものになっており、簡単には交換できなくなっています。

ラインローラーくらいでメーカー修理となると、時間も費用も余分にかかってしまいますので、この点は13セフィアの方が優れていると感じます。

使用感

ここまでは、カタログスペックだけインプレになってしまっていますが、ようやく本題に入りますw

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重さ
表記上はダブルハンドルで255gです。
実売価格が1万円前半から中盤くらいのダブルハンドルのリールとしては、妥当な自重に仕上がっています。
強豪になるダイワのエメラルダスで250gです。

上位軽量モデルはダブルハンドル仕様で200gを余裕で切ってくるので、それと比べるとやはり重いと感じてしまいます。
使っているロッドが100g以下だと特に顕著に感じると思います。

ただし、この自重に関しては価格帯の都合もあるので、あまり突っ込んでも仕方ない部分ではあります。

13セフィアを使って重いと感じるのではなく、上位モデルに買い換えた時に軽くなった!と感じましょう。

巻き心地
エギングではさほど気にならない要素ですが、新品状態で回すと巻き心地は普通に良いです。
内部に水が侵入して潮噛みすると、ゴリゴリになってしまうので、シャワー洗浄と注油は毎釣行ごとに行うのが無難です。
防水性が今のリールよりも低いので、油断すると、すぐにゴリゴリになってしまいます。
2台持っていた内の一台は毎度メンテナンスをしていましたが、ゴリゴリになってしまいました。

ドラグ性能
不満に感じたことはありませんでした。

恐らく、エアノスXTやサハラからバイオマスター、ストラディッククラスまでのリールであれば、ドラグ性能による差別化はないのではないかと思います。(バイオマスター、ストラディックはベアリングを追加してベアリング入りスプールをつければリジットサポート仕様にできますw)
ダイワリールはドラグ性能とギアで差をつける傾向にありますが、シマノはこの辺りは統一されている気がします。

剛性
これは樹脂ボディリールの宿命でしょうか・・・剛性はありません。
通常の陸からのエギングでは、さほど感じる機会はありませんが
船からのティップランではハッキリと現れます。

70g~90gのエギを、ドテラを流しで垂直に落ちた最初の2セットの際、このリールでしゃくると、しゃくった時にリールから変な異音が聞こえてきます。
エギが潮に流され船の真下から離れると、異音は消えて元に戻ります。

最初はリールが完全に逝ったと思い、自宅で空回ししてみますが、全く異常はありませんでした。
巻き心地はむしろいいです。
空回しでは問題ないですが、やはり高負荷のかかる状態で使用すると、異音が発生します。

これが俗に言う剛性の問題です。

高負荷にボディが歪んでしまい、ギアの噛み合わせが悪くなっている状態です。

同じ状況でもマグネシウムボディの12ヴァンキッシュだと、その様な異音は発生しませんでした。

潮に乗る前の船の真下に落ちたエギ、尚且つ、70g~80gの重量、そしてティップランの激しいしゃくり、これらの要素が重なりリールのスペックを一時的に越えたものだと思われます。

異音がするといっても僅か2セットの間だけ、別に何の問題もありませんが、リールの剛性がどうこうと感じたのは、後にも先にも、このリールのこのシチュエーションのみだったので記憶に残っています。

総評

決してリールに不満があった訳ではありませんが、使用しているロッドの値段が上がった際に、リールの値段も合わせようと12ヴァンキッシュへの乗り換えとなりました。
まあ、結果的には戻れないくらいの性能の差があるのは事実ですがw

それでも、最初に13セフィアを手にした時は、一生このリールでいく!くらいに感動したのを覚えています。

もう廃盤でオススメも何もないですが、
見切り品などで安く買えるならお買い得なリールです。