初代サーフヒラメ用ロッドとして購入したディアルーナXR S1006MLについてのインプレです。
シマノのシーバスロッドで価格帯は2万円前後のモデルとなります。
写真もほぼ残っておらず、今更敢えて書くほどでも無いですが、後継のフラットフィッシュ用ロッドのインプレを書く際の比較対象になっているので、一応綴っておきます。
ディアルーナXR S1006ML
仕様
適合ルアーウエイト(g):6-28
適合ライン:[ナイロン/lb]6-16、[PE/号]0.6-1.5
釣種:シーバス
継数(本):2
仕舞寸法(cm):156.5
自重(g):167
シリーズ紹介文
クラスを超える先進スペックをまとった『DIALUNA XR』。ブランクスには「スパイラルX」+「ハイパワーX」のダブルX構造を採用し、軽さとパワーを両立。ブレのないシャープなキャストフィールを実現しています。リールシートにはカーボン強化素材の「CI4+」を採用しグリップ部を軽量化。スピニングモデルに加え、新提案のベイトモデルもラインナップ。高いコストパフォーマンスを満たしながら、高次元のショアキャスティングゲームを楽しめます。
すみません。
写真が本気で残ってません。
折れた残骸のみです・・・
サーフヒラメに本格参入する際に購入した最初のフラットフィッシュ用ロッドです。
本来はシーバスロッドですが、今ほどヒラメ専用ロッドは無かったため、最初からシーバスロッドから選択しています。
最初のロッドを選ぶ際に競合となったのがダイワのラテオ 106MLです。
最終的にこちらを選んだ理由はセールで40%OFFだったというしょーもない理由ですw
性能云々ではなく値段ですねw
仕様
ロッドをディアルーナXRまで絞りこんだのは良かったものの、ここから更に悩まされることになります。
それは、ロッドの適合ルアー重量です。
1006ML MAX 28g
28g!!!???
10.6ft MLクラスのシーバスロッドの最大ルアーは40gでほぼ統一されています。
そんな中、ディアルーナのみMAX28g・・・
最初に考えたのはディアルーナ1006MLは他社のMLと比べて極めて繊細であり全くの別物であるという可能性。
事実、ワンランクパワーが上のディアルーナXR S1006Mの方は、ルアーのMAXウエイトが42gとなっています。
つまり、ラテオ106MLに相当するのが、ディアルーナXR1006Mである可能性です。
結局、MLかMかで決めることができないまま、店で実物を見ることに。
触ってみると、Mは明らかにラテオMLよりワンランク上のパワー。
普通にディアルーナ1006MLがそのままラテオ106MLに相当する関係でした。
なんなら、ロッドは全体的にディアルーナ1006MLの方が硬めという事実。
MAX28gはどう考えても低く見積りすぎている・・・
食い込みの良さならラテオ、全体的に張りがあり投げやすそうなのはディアルーナ、これらは好みの問題ですが、40%OFFなので問答無用でディアルーナを購入しました。
ガイド
オールステンレスKガイドです。
元ガイドはKLガイド。
ラテオはKL-Hガイドなので、そこに関してはラテオの方が良さげ。
ただ、セッティングは無難というか王道なので、全く不満はありません。
糸抜けは良し、トラブルも無しです。
ブランクス
ハイパワーX
ブランクスの外装をX状のカーボンテープで覆うハイパワーXがティップまで採用されています。
黒いブランクスとX状のテープで、視覚的にはとてもかっこよく仕上がっています。
ブランクスのネジレに強くなるとのこと。
スパイラルX
こちらは目には見えないブランクスの内部の構造です。
ネジレとツブレの両方に強くなるとのこと。
同じ立ち位置のセフィアSSにはスパイラルXは搭載されていませんでしたので、ディアルーナXRは中々気合いが入っています。
重さ
自重は167gと10.6ftのMLクラスのシーバスロッドとしては標準的な重さです。
この竿の後に買った106ブレードマスターが205g、108ショアパトロールが189gなので、筆者の所有のロッドとしては中々軽い方です。
但し、後続のブレードマスター、ショアパトロールと比べると明らかに持ち重りがします。
これは自重の問題ではなく、テーパーとガイドフレームの素材の問題かと思われます。
ディアルーナのガイドはステンレスフレームですが、ブレードマスターとショアパトロールはチタンガイドです。
重さにすると僅な差でしかありませんが、ティップに1gのジグヘッドをかけてみればわかりますが、その差はロッドにとっては非常に大きな差になったようです。
加えて、ディアルーナはセパレートグリップですが、ブレードマスターとショアパトロールはストレートグリップでEVAがグリップエンドまで詰まっております。
それにより、ストレートグリップの両者の方が重心位置が下がった可能性があります。
そして、最後にテーパーの問題。
ブレードマスター、ショアパトロール共に元径が15mmほど、ディアルーナは13.7mmと両者と比べるとバット側が細めです。
その三要素により、やや、持ち重りがする印象を受けました。
ただ、これは飽くまで3倍くらい値段の高い後続のロッドとの比較の話ですので、ディアルーナ単体で使用する際はほとんど気にならないでしょう。
合わせるリールはシマノなら4000番、ダイワなら3000番クラスがバランス的にも丁度良いと思います。
飛距離・適合ルアー
投げやすいです。
ティップにも張りがあり、楽に投げることができます。
10.6フィートのレングスもありよく飛びます。
メタルジグだとMAX40gまで投げれますが、アクションをつけやすく使いやすいのは30gです。
40gだとアクションをつけるとティップが吸収しすぎてちょっと微妙です。
プラグ類だと30gのヘビーシンペンが最も投げやすいでしょうか。
あれだけ文句を言いましたが、あながち、メーカーの最大重量は間違いではありませんw
かっ跳び棒や40gのメタルジグ、ファルクラムのようなベビーシキングミノーがメインの人は、1006Mの方を選んだ方が良いでしょう。
筆者のように、20gまでのフローティングミノーやシンキングミノーなど、30gくらいまでのルアーが中心の人は1006MLがおすすめです。
鉄板バイブなどはとても使いやすいです。
パワー
これに関しては特に問題ありません。
基本、サーフでしか使っていないので、よほどの大物が来ない限りは最終的にはとれます。
大型の青物が混じるポイントがメインで、1006MLと1006Mで迷っている場合でも、ロッドの選択はよく使うルアーのウエイトで決めた方がいいと思います。
というのも、最終的に取れるかどうかはMかMLかの差よりも、ラインの太さとドラグ設定の方が大きいからです。
ジギングロッドや磯ヒラロッドに変えるならともかく、ディアルーナのMかMLかの違いでは、そこまで大きな差にはならないでしょう。
総評
コスパが圧倒的にいいです。
1万円台後半から2万円台前半で買えるロッドだと思えば、何の不満もありません。
デザインが格好いいのもポイントが高いですね。
現在はモデルチェンジにより18ディアルーナに変わりました。
106MLで自重145g、XRにはなかったマッスルカーボン搭載など、かなり進化しています。
何気に最大ルアーも32gになっていますw
後継モデルは18ディアルーナ⇒23ディアルーナです。
カーボンモノコックグリップになりました。